夕方スーパーに寄ったら魚コーナーでヒオウギ貝が売れ残っていた。ここの魚コーナーは売り場担当が一刻も早く帰りたいためか、売れ残りの魚などを破格の値段でサービスしてくれる。ヒオウギ貝は10個で千円でいいよと言われた。1個100円。 つい買ってしまった。しかし私は貝類に弱い。食べすぎると大体具合が悪くなる。なぜ買ったのか。それは美味しそうだったから。
つれあいが酒蒸しにしてくれた。そんなものを作ってくれたら日本酒が飲みたくなる。平日は飲まないマイルールをあっさり破り冷やで一献。背徳感。
ふっくら蒸された貝柱を食べる。濃い。弾力のあるヒモを食べる。濃い。ワタ、これを食べたら間違いなく具合が悪くなる。つれあいの皿にそっと置く。貝柱とヒモを3個分食べたらもう結構となり残りは冷蔵庫へ。
貝の味が濃厚すぎたか胃がもやもやする。貝って食べる前は美味しそうなのに、いざ食べると大抵辛い思いをする。信じられるのはツブ貝だけ。
明日冷蔵庫を開けたらきれいさっぱりなくなっていればいいのに。そして明日仕事なのにどうしてお酒飲んじゃったんだろう。貝も酒も後悔しかない。反省の夜は更ける。
追記
冷蔵庫にいたヒオウギ貝はカレーの具になりましたとさ。
しかしカレーに負けないヒオウギ貝の味の濃さよ。