某通信制大学現役とOBが集まる小規模なオンライン勉強会のグループに参加している(前回のエントリに書いたところではない)
内容は課題図書を読み、担当者がレジメを作成し発表する。シンプル。ここで読む本は私が今まで全く興味がなかったジャンルばかりなので楽しい。そして私の普段の読書傾向が如何に偏っていたかを知る。自分の視野の狭さを痛感。
勉強会の後は自分ももっと本を読もう、勉強を頑張ろうと毎回決意を新たにし、酒を飲みゲームをして寝る。このように毎回新たにしているので、決意のバリエーションはかなりある。
私はいつもそうだ。
それと去年受講していた文章講座でも、いろいろな短編やエッセイに触れることができた。田辺聖子のジョゼと虎と魚たちを読んだのも、この講座のおかげだ。面白そうだけど田辺聖子はどうもなぁ…と偏見が発動していたのですはい。
ジョゼと虎と魚たちは、不穏さをところどころに隠したおとぎ話のような作品だった。読了後そこに書かれていない未来を想像してしまい、ため息。一見ジョゼが中心に見えるが、実際は彼女に主導権はない。恒夫にとって彼女は我儘でかわいいお人形であり、本人に自覚はないだろうがひとときの恋愛ごっこに過ぎない。それをジョゼは感じ取っている。ああ田辺聖子こわい。
今年も偏りなくいろいろな本を読み、視野を広げていきたい。とりあえず次回の勉強会の課題図書が現在読書中の本に決定してしまった(ダーウィンの呪い)ので、しっかり読まなければ。
と思いつつSwitchの電源オン!