今月Wizardry狂王の試練場のリマスター版が出る。
私の初WizはFC版狂王の試練場なので感慨深い。東西南北すら理解できないくせにガイド片手にやり込んだ。
我がバイブル、ベニー松山著「ウィザードリィのすべて」実家を整理するときにこれだけは持ってきた。私の中の三大ゲームガイドはこれとmoonオフィシャルブックとMOTHER百科。
番外はどらくえ3謎の魔王をやっつけろ。当時その名を出すことが厳禁であったゾーマ様の名を一応袋とじにはしていたが堂々と記し、ENIXに訴えられた曰く付きの攻略本。そんなこととはつゆ知らず数あるDQ3攻略本の中でも圧倒的に安かったから購入したのだが、ストーリー仕立ての攻略情報はわかりやすく面白かった。ネタバレに厳しくウソテクに甘かった時代、それが昭和。
話はWizに戻る。当時ひたすらやり込んだWiz1だが版権の分散による諸事情で長らく移植もリメイクも出来ない状態であった。それが遂に出るのだ。買わないといけない。いけないのだが、引っかかることがある。
作曲家Winifred Philipsによる豪華なサウンドトラックには、ファンの間で人気の高いWizardryのオープニングテーマのアレンジ版も収録
え?ハネケンじゃないの?FC版デビューの身としてはハネケンじゃないと気持ちが盛り上がらない。つれあいに同意を求めたらキョトンとしていた。PC版は音楽がなかったとのこと。ハードの違いによる思い出の断絶。僕たちは同じように見えて実は違う星を眺めていたんだね。
ボッタクリ商店でぼられてもカント寺院で蘇生失敗しても、このBGMのおかげでショックは和らいだ。いやそんなことはない。特にロストは立ち直れず、慟哭の言葉の意味を体感することができた。カント寺院許せない。
引っかかる点がもうひとつ。
顔?Wiz1のグラフィックはモンスターだけだったので、とても違和感がある。せめて末弥純さんだったらと思うが、もしかして寄せてこれなのだろうか。
しかしモンスターテキストはベニー松山さん書き下ろしのようなので、ここは是非とも読みたいところ。楽しかった思い出への御礼も兼ねて、やはり買うべきだろうか。毎回言うが買ってもする暇ないのだけれど。しばらく悩むとする。