金持ちの娯楽というのはこういうことを言うんだろう。当代きっての人気講談師神田伯山が6日間連続で18時半から21時前まで講談を詠むのだ。
三連休を挟むものの、連休前の1日、連休後の2日は平日である。金持ちは金を持っているだけでなく、時間にも都合がつけれるものなんだろう。
貧乏人は爪に火を灯すように働くしかないし、仕事が終わった後も生活のために自分の財布の中身を少しでも減らさぬようにとあくせく生活を送らなければならない。貧乏暇なしは21世紀でも変わらない。
東京の虎ノ門と内幸町の間にあるイイノホールというこ綺麗を通り越した大綺麗な(こんな言葉はない)ビルでおこなわれる。どうしたらこんなビルを建てることができるのだろうか。なにか悪いことをしているに違いない。ビルは双日というこれまたすごい会社が入っている。地下は飲食店街らしい、たいそうなものだ。
見事な講談だった。残り4日間がとても楽しみである。無理して通し券と買ったかいがある。講談が終わってから新橋駅までの15分くらい歩いて帰る道すがら言い立てを真似しようと思ったがどうにも上手くいかない。
昔の人の名前はどうしてああもかっこいいのだろうか。自分の名前も講談の登場人物のような名前だったらいいのにと思っているうちに駅に着いた。
三連休初日の駅は混んでいたしもう一軒いくか〜という声があちこちで上がっていた。私は早めの夕食をとっていたのでまっすぐ帰路に着いた。
(追記)
ムードを設定していたが消した。しずかなインターネットなのに音がなるとは。