2024年3月13日読了
連載中に単行本を買ってたんだけど途中で離脱した所を今、電子書籍で買ってようやく全部読みました。
連載中なのでン十年前じゃん?と思って調べたら2005~2008連載でした。はい。
こちらを読み始めたきっかけは当時ハリポタ界隈にいた私の耳に登場人物の見た目がジェームズとセブルスに似てる!!!と話題になったからでした。
もちろん性格は全然違うのですが話がミステリーぽいのと時代設定が大正、タイムスリップもの、ジェームズ(違う)がセブルス(違う)を好き…と来たら読まないわけがなく……
当時の私は完全に夢女だったのでBLにはほとんど興味なかったのですがジェセブは嗜んでおりました。なぜかというと当時の夢女は完全絵師というのはあまりいなくて、絵のサイトを探すとBLばかりだったので必然的に耐性がつく…というわけです。
まぁそんなこんなで読み始めたのですが、私はこの漫画でBL価値観を持つことになるのです。
「俺はね お前の父親になりたかった 兄弟になりたかった それでいて友人にもなりたいってずっと思っていた でも恋人にだけはなりたくない わかるだろう? よくばりで我が儘な本心だ 俺は不変でいたい 俺はお前と縁の切れるような そんなものには決してなりたくないんだ」(2巻)
この台詞です。ずっとこの価値観を理想にBLを愛してきました。
それで今回ようやく全巻読むことが出来たのですが、やっぱりとても良い漫画でした。まさかこういう風に終わるなんてね。ちゃんとBLで良かったです。でも欲を言うと折角未来を変えたんだから側で生きていって欲しかったな。