小学校のPTA会長に続き、「自治会の役員になってもらえないか」というお声かけをいただいた。
さすがにあちらもこちらも引き受けてしまうのは仕事や家庭とのバランスを考えると厳しいかも‥‥と断ることも考えたが、これも何かの縁だろうと思い直し引き受けることを決意した。
ぼく自身、仕事とプライベートという環境に加え、それ以外のコミュニティを持つという点では、これまでネットで知り合った趣味仲間(お絵かきやゲーム、アニメ等)とのつながりを大事にしてきたが、結婚してから(特に子育てがスタートしてから)は、もっと身近な存在である「地域のコミュニティ」に目が向くようになってきたと思う。
きっかけは息子(長男)が保育園を卒園する際のできごとだろうか。
長男の保育園では、当時まだ父母会が存在していた(ちなみに、いま現在は昨今の保護者の生活環境の変化等を考慮され、父母会廃止となっている。聞くところによると、市内のどの保育園でも父母会は廃止が増えているらしい)
そんな父母会の存在だが、妻に任せる形でぼく自身はあまり活動していなかった。ところが、卒園を前にして卒園アルバムや記念動画を作ろうという話があり、担当できる人はいないかということで声がかかった。仕事柄そうした作業は一応できるので引き受けて対応を進めたところ、周りのお母さんたちに喜ばれる形となり、そこからお母さん同士のつながりに加わることになった。
今にして思えば、このときの保護者同士の横のつながりが、大変ではあるけど自分にとって必要だし、大切にしたいと思うようになったきっかけだったのだろう。
その後は、息子の小学校入学にあわせてPTA活動にも飛び込む形となり、あれよあれよという間にPTA役員なんかを引き受け、そこからのつながりで今回自治会役員というお声をいただき、今に至っている。
現在息子は小学6年生。次男も同じ小学校に入学して、その間ずっと担当委員や役員を引き受けて活動しているが、先生方はもちろん、保護者とのつながりや、地域でお世話になっている方たちなど、今まで想像しなかった世界が広がる形となった。
日々の仕事や家庭でのあれこをやりながら、PTA活動をするのは大変だし、正直やらなくても良いならその方が楽だと思う。
それでも、PTA活動という場所があるおかげで、子育ての悩みをお互いに話したり、共感しあったり、あわよくば発散できたりすると気持ちも晴れるし、仕事や家庭の雰囲気とはまた違って、気分転換になったりすることも多い。
日々の生活で精いっぱい、手一杯というなかで、そこに別の活動やコミュニティに混ざるなんて、考えようによっては鬼畜の沙汰かもしれないし、大変なのは事実だったりもするのだけど、それでも家庭や職場とは異なる第3のコミュニティの存在って、案外必要なんだろうなあと思ったり。
そんなわけで、新たに加わった「自治会」とのつながりも、大変だけれど楽しみながら活動していこうと思う。