シャイニング・トライブ

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レイチェル・ポラックのシャイニング・トライブ・タロットのセットが届く。ポラックさんは昨年亡くなられた著名なタロットリーダーで、これは本人の絵によるタロットデッキとその解説書の新版。

このデッキは90年代初期にシャイニング・ウーマン・タロットという名前で出版された。この名前が「女性専用」みたいな誤解を生んでいたため、2000年代に入っていくつかのカードの絵の書き換えと共にシャイニング・トライブと改名されて再出版。どちらも絶版になっていたが、今回ポラックさんが描いたエクストラカード5枚の追加と、本人による印刷のカラー調整が行われ、解説書とデッキのボックスセットとして再発された。おそらく亡くなる寸前まで監修なさっていたのではないかと思われる。

タロットを引く人は、古代から連綿と続く神々と交信したシャーマン、マジシャン、ビジョナリーたちと同じシャイニング・トライブ(輝く部族)の一員である、とする。シャイニング・トライブ・タロットは、古代の部族と現代の部族を結びつけることを目指している。

中世ヨーロッパ的なイメージはほとんどなくなり、プリミティブな洞窟アートを思わせる絵になっている。コートカードはビジョンカード(場所、知る者、ギフト、語る者)に置き換わった。小アルカナのスートも人の手で作られた人工的アイテムから自然の事物(木、川、鳥、石)へ。その他、大アルカナも数枚名称変更がある。