復路

tazn
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しずかなインターネット、はじめてPCから記入しています。ムード機能、初使用。でも音は消した。

友人よりバレンタインのチョコが届く。チョコレートハンターがメキシコで発見したやつだそうです。このハンターの商品はメチャクチャ人気で、去年のうちに予約しなければ売り切れてしまい買えないというもの。

バレンタインには早いけど、節分にぴったり。

今日は午前中タロットサークルの下弦の月のzoom会、夜はルディアのzoom読書会。屋根作業はお休みにする。

タロットをまったく知らない人から「タロットっていつからあるの?」という質問を受けてタジタジで「ええと、フランスで生まれて〜」となんとか説明した、という方がいた。タロットはフランス生まれではないです。ちょうど先日作ったタロットの歴史タロットを使ってタロットの歴史ミニレクチャーをする。こうやってまとめてあると、簡単に人に説明できて便利だ。今はラフな手書きだけど、もうちょっとビジュアルに凝ったらより活用しやすそう。

カードを引く時「わかりやすくお願いします」と言うと、わかりやすく答えが返ってきた、という話。カードがなんのことを言っているかわからない、が軽減されるよい方法。カードリーディングとはカードとのコミュニケーションなので、こちらの意図もある程度汲んでくれる。

マーケティング用語らしき「カスタマージャーニー」という言葉をここ数日で何度か耳に目にする。顧客がどういう体験をするかの流れ、のことだと思うが、その名前からタロットの「フールズジャーニー」を思い出す。タロットの大アルカナとは、0番の愚者が21番の世界のカードに到達するまでの個別化の成長のプロセスを示すものである、というタロットとユング心理学が結びついて生まれた20世紀後半の考え方だ。

そこから、なんらかの自分の体験の過程をジャーニーとしてとらえ、そのプロセスをタロットの並びで表現できるのでは、と思いついた。「タロットジャーニー」という展開法を考え、それを実践してみる。

・やり方

使うカードは大アルカナ22枚に、シグニフィケイター(自分自身を示すコードカード)一枚の合計23枚。シグニフィケイターは「これが自分ぽい」と思うカードか、占星術対応で自分の出生に関係あるカードを選ぶ。

シャッフルし、コートカードが登場するまで一枚ずつ引き続ける。これがあなたの辿ってきたジャーニー(旅)の道程。

コートカードが出たらさらにもう一枚だけ引き、それを次に進むべきステージとする。

カードを並べる順は、コートカードの人物がどちら向きかで決める。顔の向いてる方を未来方向とし、右向きなら「→」、左向きなら「←」の順に横一列に並べる。

逆位置だった大アルカナは、苦労して通り抜けたところか、クリアできなかったこと。

コートカードが逆位置なら、あなたはジャーニーを後戻りしようとしている、あるいは何かやり残したことを取り戻そうとしているか、次のステージへ進む抵抗感を感じているのかもしれない。

・やってみた

「タロットの仕事」のジャーニーを見る。占星術対応からソードのナイトをシグニフィケイターとする。左に向かっている人物なので、←の順にカードを置く。

一枚目は愚者。何もわからないで、仕事にするかどうかも未知の状態。まさにジャーニーの始まり!

2枚目は運命の輪逆。これはタロットを使って人生の流れに逆らおうとしているところかも(前職をやめようとしている)。

3枚目は塔。前職を退職したところかも。そして「ゾンビタロットって?!」という驚きもか。

4枚目は恋人たち。お客さんとのつながりやSNSでの活動での交流。

…と引いていったら結局大アルカナ全部出てから最後にシグニフィケイターが登場! しかも逆位置!

ジャーニーは最終地点まで来ていて、しかしそれを後にはせず折り返し地点かのようにターンしている。過去を振り返ってやり残した部分をやっていく段階にいるのか…!!

自分自身を示すカードが一枚だけ入っており、それが登場すれば今そのステージにいるよ、とわかる。でも自分カードが一番最後に出てくるとは。なんとなく、途中から「もしやそうなのでは」と感じていたけど、そうなってしまった。しかも逆位置で。

これが何を意味しているかというと、自分の「タロットの仕事」ジャーニーは最終地点まで到達しているということだ。そして、自分カードが逆さになってUターンし、まるで折り返し地点のようにまた来た道を戻ろうとしている。自分のタロットの仕事は、復路に差し掛かった。