マイカレの小アルカナの記事はカードごとに著者が違う。全部で56枚、56人の著者。どのカードをどの著者に依頼するかは、タロットならではの方法、編集部でカードを引いて決められたという。
自分のところにカップの4が巡ってきたことには、自分にとってオラクル的な意味がある、と考えることもできる。
ちょうど占星術の世界では、水瓶座新月が〜冥王星水瓶座入りが〜と「動くべきとき」を促す言説が目立っていたように感じる。でもそういうことでもないかもしれない。水瓶座はどっちかというと動かない方のサインだ(不動宮)。カップの4も「動かざること山の如し」みたいなカードだ。水瓶座にフォーカスが当たるのも、カップ4が現れるのも、動かないことについて決めよ、ということかもしれない。
この記事ではコンフォートゾーン(心理的安全領域)をモチーフとしてカップ4を説明した。コンフォートゾーンはビジネス用語的に使われるときは「そこから出ることで成長がある」みたいに扱われる。
だけど、これについてスプレッドを作ってリーディングしてみたとき、そういう一般的な言説には捕らわれない方がよい印象もあった。動かない中に成長がある。