ドゥルーズ「襞」読書会。はっきり認識できていない知覚同士の関係性が互いを限定することではっきりした知覚となる。ほとんど知覚できない黄と青が関係することによって緑という知覚が意識の上に出現する。
この読書会も何年かかけて進んでいる。この本にコレコレが書いてあった、この内容のこの部分がこういう役にたつ、みたいな形では活用できそうもないけど、この本の読解を通じて自分自身の考え方が変化していき、人間形成の何らかの一部になる、ということはありそう。
少なくとも、ある本を精密に読んでいくことは、カードを精密に読むことにつながっているはず。
ウェイト=スミス版の1910年版の復刻と、現代一般に流通している版の比較。復刻の方の色鮮やかさが気に入った。けどお高いBOXセットの一部なので、カード単体でも販売してほしい。