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        <title>手羽先700 - しずかなインターネット</title>
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        <description>手羽先700 さんの記事一覧のRSSフィードです</description>
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            <title>手羽先700 - しずかなインターネット</title>
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        <copyright>© @tebasaki700</copyright>
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            <title><![CDATA[君は甘いいちごしか知らない]]></title>
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            <pubDate>Wed, 01 Apr 2026 15:01:47 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[稲光が一瞬部屋を照らす。雷鳴までの時間を数える。雷はまだ遠い場所にいるらしい。
　果物ナイフでいちごを薄くスライスして、君の口元に運ぶ。君のくちびるはかさかさに乾いていて、後でクリームを塗ってあげなくちゃ、と僕に思わせる。
　むかし、トマトは今よりずっと酸っぱかった。きゅうりは青くさかったし、いちごも甘くなかった。だから僕が子供の頃はいちごは砂糖を入れた牛乳のなかで潰して食べるものだった。その話を…]]></description>
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            <title><![CDATA[稲荷]]></title>
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            <pubDate>Tue, 20 Jan 2026 13:38:40 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[おかえりーと暢気な声に出迎えられる。門をくぐったさきで、みなそれぞれに過ごしている。
　わたしは敷かれている長座布団に座りこむ。おつかれーとすぐそばの長座布団に寝転がっている狐が話しかけてくる。その顔つきは穏やかで、眉毛はゆるやかに下がっている。随分と疲れているじゃない。そう言って狐はわたしに盃を差し出した。盃にはもう、なみなみと飴色の液体が湧き出している。わたしは盃を受け取って、それを一息に飲み…]]></description>
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            <title><![CDATA[公孫樹]]></title>
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            <pubDate>Mon, 12 Jan 2026 17:04:15 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[炎のようにいちょうの葉が色づいている。あなたのやわらかくて美しい髪の毛は、黄色く燃えるいちょうによく似ていた。あなたはいちょうが大嫌いで、冬のはじまりにはいつも忌々しそうに並木を大股で歩いていた。おれの数歩前にいつもあなたはいた。こっちを全然振り向きもせず、さっさと歩いて行く、少し丸まった背中。
　あなたの髪はいちょうみたいにきれいだと言ったら、いちょうなんて褒め言葉には使わないだろ、とそっけない…]]></description>
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            <title><![CDATA[きいろいねむり]]></title>
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            <pubDate>Mon, 24 Nov 2025 12:05:53 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[買ってきた白菜の表面にビーズのようなものが付いている。虫のたまごだろう。葉を一枚剥ぎとって捨てる。剥ぎとったさきにも、何かがついている。皮膚のかけらのような色をした、湿ったいきもの。白菜を丸ごとごみ箱に捨ててしまう。
　眠るためにうす黄色の毛布にくるまる。昼間捨てた白菜のことを思い出す。目を閉じて想像する。にぶい銀色の刃が、毛布ごとわたしを切断する様子を。そのときわたしの身体はどのような痛みを感じ…]]></description>
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            <title><![CDATA[禍津日神]]></title>
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            <pubDate>Thu, 23 Oct 2025 04:48:47 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[ようやく、神さまを手に入れることが出来た。しかし、道端で拾ったのでひどく汚れている。神さまというものは浄らかでなければならない。浄らかさは炎によって得られるものだから、わたしは、神さまを丁寧に炎で炙った。神さまは鋭い音を発すると、かたちを失って、ばらばらに解ける。
　浄化が済んだので、ばらばらの神さまを電子に変換し、コンピュータに取り込む。電子のよいところは、穢れる心配がないことだ。神さまの光がひ…]]></description>
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            <title><![CDATA[祝祭のあと]]></title>
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            <pubDate>Fri, 10 Oct 2025 03:24:20 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[「うわ、本当に血管が見えるんだ！」神さまはそう言ってわたしの腕や、手や足の甲を見ては無遠慮に触れる。神さまが皮膚越しに血管を押す。その指先は陶器のように白くて、手の甲には血管もなければ毛穴もない。「だってそんなのは神には必要ないからね」わたしの心を読み取ったかのように彼女は微笑みながら言った。
「そうやって食べるんだ、よく噛むんだね。それで細かくしたのを飲み込むと。なんか、気持ち悪いね」神さまは子…]]></description>
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            <title><![CDATA[修羅]]></title>
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            <pubDate>Fri, 05 Sep 2025 14:18:11 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[ぼんやりと空を見上げている。幼稚園の壁紙のように平和な水色の空と、羊の群れのような雲。中天が白く光って、それが一日のはじまりの合図になる。ひとりずつ配置について、枕詞をとなえれば、魔法が展開されていく。わたしは先程まで眺めていた雲の一つを捉えて、「アリクイ！」と名付ける。雲はアリクイに姿を変えて、後脚で立ち、前脚を広げて、精一杯威嚇する。けれどあっというまに帝釈天の配下によって切り捨てられて、粉々…]]></description>
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            <title><![CDATA[みかぼし]]></title>
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            <pubDate>Tue, 02 Sep 2025 12:44:12 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[夕暮れの空は羊毛フェルトを敷き詰めたみたいに曇っていて、わたしがため息をつく前に、神さまが先にため息をついた。ほら、言ったでしょ、雨が降るから今夜は星の観察はできないよ。神さまの声は男のものにも、女のものにも聞こえる。
　爆発が起きたかのようにたくさんのとんぼが飛び交っている。水のにおいに染められた風が吹いて、ああもう秋だ、と思う。神さまの着ているシャツは玉蟲の翅をうんと昏くしたような色をしていて…]]></description>
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            <title><![CDATA[音のあと]]></title>
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            <pubDate>Wed, 16 Jul 2025 10:23:08 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[蝶番の調子が悪いから、閉まるときにものすごい音がするんですよ、そのドア、閉めるとき気をつけてくださいね、出来れば手を添えて。朝礼でそう伝えられたのに、誰もドアに手を添えやしない。わたしはバシャン！と音を立ててドアが閉まるたびにいちいち呼吸を止めることになる。
　そのうち、バシャン！の音の後に何かが扉から飛び出すようになった。Iさんが景気良くバシャーン！と閉めたドアから、ぽん、と綿埃のようなとのが飛…]]></description>
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            <title><![CDATA[紙の上の秋]]></title>
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            <pubDate>Fri, 11 Jul 2025 05:16:58 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[いつものようにあなたは広げた紙を睨みつけながら頬杖をついている。おれはその紙に広がる世界のことはひとつも知らないし、理解することも出来ない。あなたは自分が書きつけた文字（それは普段の振る舞いからは考えられないような、静謐な佇まいをしている）を、忌々しそうに消しごむで消していく。まるで削りとるように。捩れた黒い消しくずは、あなたの右手に払われて雁に変わり、藁半紙の上を隊列を組んで飛んでいく。「あ、雁…]]></description>
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            <title><![CDATA[うぶすなの海]]></title>
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            <pubDate>Tue, 10 Jun 2025 14:08:37 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[身体を横にすると途端にうまく呼吸ができなくなった。吸っても、吐いても、身体にうまく酸素が行き渡っていないような感覚がある。睡眠時間は少しずつ短くなっていき、いよいよ、身体を起こしていても苦しくなった。喉の奥が塞がって、胸がつかえる。
　身体のどこにも異常は見当たらず、医師はただ、ストレスだと告げた。錠剤を水で飲み下して、ゆっくりと吸って、吐こうとする。胸が上下する様子を見ているだけで動悸がしてくる…]]></description>
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            <title><![CDATA[ことり]]></title>
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            <pubDate>Sat, 03 May 2025 12:46:38 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[あの子の家の玄関には新聞紙が敷かれていて、猫のトイレが置いてあった。家にこもるにおいにいつまで経っても慣れなくて、もう帰らなくちゃお母さんとパン作る約束してたから、と嘘をついた。彼女は「途中まで送るよ」と言って、新聞紙の上で靴を履く。こぼれた猫砂が踏みつけられて、本当の砂に近づいた。
　あの子は私の数歩前を歩いている。いちじくの木を指さして「ほらみて、ことりがなってる」と言う。枝にはすずめのような…]]></description>
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            <title><![CDATA[やわらかな不在]]></title>
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            <pubDate>Tue, 22 Apr 2025 11:17:38 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[植物の名前をたくさん覚えたので、あちこちの庭に咲く色を指さしてあなたに教えてあげる。黄や薄桃や乳白の花びらはきれいだけど、人間の皮膚のようでおそろしいから絶対に触れないようにする。あなたのようにふわふわであたたかくないから。わたしは自分の人差し指と親指を小さく擦り合わせる。花びらのようなぬるい温度が交差して気持ちが悪かった。そうだ、六時を過ぎると大通りの灯りがつきます、眠りから覚めるようにゆっくり…]]></description>
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            <title><![CDATA[紙魚の海]]></title>
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            <pubDate>Sun, 20 Apr 2025 17:19:15 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[澄んだ音がした。
　目を開けると、六畳の部屋が青く染まっている。差し込んだ月明かりがゆらゆらと揺れて、ここは海底だ、と思う。青い部屋の中をふらふらと泳いでいる銀色が見える。その鱗に月の光が触れる一瞬、まぶしいほどに輝いた。細長い身体をくねらせ、触覚をたなびかせて。なんて気持ちよさそうに泳ぐのだろう。
　朝のひかりが見慣れた天井をあたたかく染めている。床が見えないくらい散らかった部屋。いつもの風景。…]]></description>
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            <title><![CDATA[きのうのこども]]></title>
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            <pubDate>Mon, 17 Mar 2025 10:58:34 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[小さい頃、夜にうちの前にやってくる除雪車がこわかった。大きな音も、黄色いランプも、家に響く揺れも。こわいくせに見てみたくて、よく、神さまに抱っこしてもらって除雪車を見た。私を抱える神さまのあたたかさと、窓の外の白く明るい世界、舐めるように雪を照らす黄色いランプを今でもよく思い出せる。
　どこか遠くで除雪車の音がする。むかし、うちの前に来たような大型のものではない。神さまと並んで窓の外を見る。冷たい…]]></description>
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            <title><![CDATA[17時のチャイム]]></title>
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            <pubDate>Sat, 01 Feb 2025 14:05:26 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[毎日17時に鳴るチャイムはいつも違う場所から聞こえてくる。ある時はたいやき屋の裏手から、またある時には橋の向こう側から、海の方角から。
　16時59分、長い赤信号を待っていた私の足元に鳥が舞い降りてくる。およそ日常で見る鳥の大きさではない。いつか動物園で見たペリカンを思い出した。鳥は羽をたたみ、周囲を見回すように頭を振った。その鳥の頭は拡声器のかたちをしており、目も嘴も羽毛もない。拡声器の頭を支え…]]></description>
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            <title><![CDATA[出雲の国へ行かない神]]></title>
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            <pubDate>Thu, 23 Jan 2025 13:35:00 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[小さい頃、家には神様がいた。
　ねえ、十月なのに島根に行かないの？ 神様に尋ねる。神様は我が家の猫のために用意した小さな炬燵に入り込んで、猫を構っている。そうして「行かなくていいってお墨付きをもらってるからね」と答えた。なんで、という私の問いかけに、「昔、疱瘡にかかったの。その痕が顔にあるからね。だから無理してこなくていいよって」と答える。神様はいつも顔に布を被っていて、その表情は見えない。
　神…]]></description>
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            <title><![CDATA[虎の尾を焼く日]]></title>
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            <pubDate>Fri, 20 Dec 2024 14:53:23 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[友達の虎に、いよいよ人間になるから尾を焼くのに付き合ってほしいと頼まれた。もちろんぼくは了承して、夕暮れどきの浜辺で落ち合った。昨日よりずいぶんと涼しい風が吹いている。堤防には釣り人の姿があって、夕陽で真っ黒な影のように見えた。いつかの思い出の中の風景みたいだと友達が言った。
　砂浜にはぼくたち以外は誰もいなかった。波はずいぶんと大人しい。友達は唯一虎として残っている尾をゆらゆらと揺らしている。煙…]]></description>
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            <title><![CDATA[アクリルキーホルダーの神様]]></title>
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            <pubDate>Fri, 06 Dec 2024 13:55:28 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[神様でもある友達の誕生日にアクリルキーホルダーを作ってプレゼントした。いつかの神事のときの、しっかり衣装を着てキメ顔をしている写真を元にして。彼女がそれを手にとると、アクリルキーホルダーの友達が瞬きをした。「うわ、やっぱり」と彼女は笑って、アクリルキーホルダーの方の友達もニヤニヤと笑った。「この国の神ってこうやって増えちゃうんだよね。アクリルキーホルダーでも能力はそこそこ使えちゃう」ごめん、と謝る…]]></description>
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            <title><![CDATA[冬の星]]></title>
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            <pubDate>Mon, 04 Nov 2024 14:56:23 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[死んだ猫が帰ってきた。真っ黒な身体を抱き上げて顔をうずめると、夜のにおいがした。今までに嗅いだことのないにおい。猫の目が光る。生きている頃には深い湖のような緑色だった目には色がなかった。代わりに、銀や金のひかりが溢れている。もう一度猫の身体を抱きしめる。猫だったものの中には冬の星がいるのだった。かつてあった鼓動もゴロゴロという音もそこになく、ただ、夜を切り裂くような風の音だけが聞こえた。]]></description>
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            <title><![CDATA[あげびたし]]></title>
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            <pubDate>Tue, 29 Oct 2024 12:44:56 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[野菜の揚げ浸しを入れた容器の底に沈んでいるあなたを見つけた。髪の毛は重く濡れて、油で七色に光る。青白い肌は茄子に寄り添って、真っ白な爪は獅子唐に掛けられたまま。菜箸でかき分けて、あなたを退かした。獅子唐を摘んで口に含む。弾けるような辛さが口の中にひろがった。からいのにあたっちゃった。やわらかな茄子に歯を立てて、隠元豆をかじって、汁の滴る茗荷を噛み砕いて。最後に残ったあなたは、汁と一緒に流しに棄てて…]]></description>
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            <title><![CDATA[7番水槽]]></title>
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            <pubDate>Tue, 22 Oct 2024 12:15:14 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[水族館の分厚いガラス越しに友人が笑った。きれいな青い鯖の姿で。どこからどう見ても鯖なのに、どことなく人間だった頃の面影が残っている。水槽を縦横無尽に泳ぎまわる魚たちのなかでも、彼女を見つけることは容易い。
　鯖になった友人は海ではなく水族館の水槽に暮らすことを選んだ。だって、海で発生したわけじゃないからこわいし。その声は鯖めいていたけれど確かに彼女の声だった。毎週末、私は水族館に通う。7番水槽の前…]]></description>
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            <title><![CDATA[足音は雨のにおい]]></title>
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            <pubDate>Mon, 02 Sep 2024 15:57:26 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[晴れているのに雨音が近づいてくるので、彼女だ、とすぐに気がついた。雨粒がトタン屋根を叩く音をさせながら、彼女は手を振って走ってくる。うんとむかし、若気の至りで（彼女は恥ずかしそうにそう言った）自分の足音と雨音とを交換したのだという。どこかの地域では雨音の代わりに彼女の足音が降るのだろう。
　彼女のお気に入りの赤い靴はトタン屋根を叩く雨の音を響かせる。テン、テン、トン、と楽観的な雨音をさせながら彼女…]]></description>
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            <title><![CDATA[よそもの]]></title>
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            <pubDate>Mon, 12 Aug 2024 14:35:43 GMT</pubDate>
            <description><![CDATA[昔、冬になると雷さまが家にやってくることがあった。石油ストーブの上にのせられたやかんの音、室内に満ちるやわらかなあたたかさ。雷さまがお茶を飲み干して、ごちそうさまを言ってこたつから出る。僕たちは揃って雷さまを見送る。彼女は「近所の年上のおねえさん」のような顔をして、くしゃっと笑う。靴を履いて、こちらに手を振って、玄関の扉を開く。一瞬だけ、外の空気が暴力的な冷たさを伴って入り込む。ぬるりと雷さまは外…]]></description>
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