○7話 タマホレする女
運命日記では多蕗と同棲していることになっているので床下に無断で仮住まいし疑似同棲する苹果ちゃん。側から見たら狂気でしかない。でもそう書いてあるんだから仕方ない。運命日記に記されたプロジェクトMのMはマタニティー(妊娠)のM。も、桃華......アンタたしかに苹果ちゃんのお姉ちゃんや。
ゆりや多蕗はどこまで苹果ちゃんの事情を知ってたんだっけ。2人は桃華を失った共通点だけで結ばれたけど、確か愛はなかったような。2人とも桃華を失ってから時が止まっているんだよね。苹果ちゃんが、笑顔の裏側は真っ黒に違いない...とゆりを睨んでいたけど、それは多蕗もそうなんです.....。
多蕗が恋敵(というより使命を邪魔してくる人間)と婚約してしまって切羽詰まった苹果ちゃんはラストで日記に従い夜這いを決意。もうやめて〜...。
今日見つけたのですが、あるサイトに“この作品はヒントしかなくて答えは見つけるという感じ”と書かれてあって膝を打ってしまった。言い得て妙とはこのこと。
○8話 君の恋が嘘でも僕は
多蕗への夜這いは失敗。再びチャレンジするも失敗。晶馬はもうやめよう、と声をかけるものの、りんごちゃんは諦めない。多蕗が新居に引っ越しても、父親が新しい家族を作ろうとしていても...。逞しすぎるぞ。
これまでの行いも多蕗への恋心も全部家族のためで、とにかく運命日記に従い、桃華にならなければいけない苹果ちゃん。なんだそれは...おかしいだろ...と呆れる晶馬だったけど、晶馬だって苹果ちゃんの側にいるのは陽毬の為、家族の為なんだよな〜。苹果が必死に運命日記に従おうとするのと、謎のペンギン帽子にピングドラムを探せ、と言われて苹果ちゃんをつけ回すの、両方おかしいから......。
謎の人物に日記の半分を奪われ呆然とする苹果ちゃんが車に轢かれそうになったところ、晶馬が突き飛ばして身代わりになってしまった。これ最終回の2人の結末なぞってるのかな。
○9話 氷の世界
陽毬が自分の過去を振り返る回。親が起こしたテロによって大好きな友達ともお別れ、最後の登校日には誰かから消しゴムを投げられてしまう。タイトルに合わせて言うと、世界が氷になってしまったんですね。あー、だからペンギンなんだ。高倉家にとって世界は氷で自分たちはそこから突き飛ばされたペンギンなのかもね。
○10話 だって好きだから
今回は冠葉が昔を思い出すよう謎の女に強制される話。林檎ちゃんも相当だけど真砂子の方が人を怪我させたり追い剥ぎしたり悪質だな...。女にもらって嫌だったもの全部実の妹からもらってたってこと?陽毬からなら全部嬉しいよ的なこと言ってたの、残酷...。
大音量の蛍の光も思い出再現攻撃の一種なんだろうし、2人が住んでた地域の時報だったのかもしれない。
○11話 ようやく君は気付いたのさ
冠葉は高倉両親が所属していたテログループからお金を受け取っており...真砂子はその現場を目撃してしまった女たちを始末していたということみたい。兄弟の為なら手段を選ばないのは兄にそっくりだなー。
桃華になること(多蕗と結ばれること)を諦めない苹果ちゃんに「他の誰でもない、君は君だろ」と言う晶馬。
なんて素敵なことばだろう。
また謎のまじないに手を出し、もう少しで上手くいってしまうところでやはり「違う」ことに気がついたのも、きっと晶馬のおかげなんだよ...その後晶馬に逆ギレした時も「なんで私の前に現れたのよ!なんで私は私なんて言ったのよ」って詰め寄ってたしね。桃華が出会わせました。
生存戦略イリュージョンを発動させ、全部ぶちまけちまいな、と妹に話を促す姉、いいなー。口は汚いけど桃華は苹果に優しい。
ところでこのアニメ、深刻なシーンを深刻に演出しないぞという意図をかなり感じる...。
お姉さんが亡くなったのは僕たちのせいだ、僕たちの親が主導で起こした地下鉄爆破テロが君の運命を狂わせたのだと懺悔する晶馬...を、感情のない顔でみつめる桃華、味がある。
○12話 僕たちを巡る輪
桃華が「妹を救いたくば...」と言ってるのを聞いて、桃華も妹を救いだったんだよね...と思った。テロによって呪われてしまった子どもたちを救いたい桃華と、更に深みへ沈めてしまおうとする眞悧という構図なのかな。
メリーさんの羊の話、何故高倉両親がテロを起こそうとしたのか、何故陽毬が病気なのかの話でもありそう。リンゴの木が枯れた世界で子どもたちは生きていけないんだ、なんとかしなければ...と思っていたところに悪魔の囁きがあり、それに促されるように禁忌を犯し、その罰は一番弱いものが背負うんだよ、という。高倉両親を唆したのが眞悧の可能性あるな。
陽毬の病気がなんなのか視聴者がわからないまま進んでいるのも、単に呪い(両親の明かした罰と、それによって陽毬が社会的に弾かれてしまったこと)のメタファーだから?
1話で陽毬が延命したのは冠葉が命(寿命?)を分けたから。起動は桃華が、生命の維持は冠葉の命だったということかな。1回きりだったみたいでもうお終い...と思いきや、眞悧登場。
言ってることが合ってるかどうかは分からないものの解像度が爆上がりしている。面白い。今回観たらまたしばらく観る機会がないので最後までじっくり楽しみたい。