新年会

てのべ
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本日は2024年の新年会うまみでした!たくさん食べた~最高。

うまみとは何か。ざっくり言うと付き合いのあるTwitterのフォロワーたちとで月に1回うまいものを食べるために集まる会の通称。うまみ会、なのでうまみと言いがち。今回で59回目でした。コロナ禍は集まるのが厳しくってちょっとブランクがあったけど、それでも行った分だけ思うともう丸5年続いてるんですね。すごいはなし。

今回は定期的に行く『うお輝』という日本酒と鮮魚がウリのお店の神楽坂の方へ!六本木にもあるんだけど両方美味しい。しかもお店によって名物にしている逸品のラインナップが違ったりするんです。コンプしたくなるでしょうが!

ということで。

正月の食欲を引き連れて入店。乾杯!

ここは日本酒の種類が豊富なんですが、果実酒もサワーもんまい。

まずはお通し。お通しでいいんですか!?て豪華さなんだないつも……。旬のお魚がメインで、今回は上から時計回りにブリ、シマアジ、サワラ、カマスの炙り、赤貝でした。どれもこれも分厚く切られてる上に、飾り包丁のおかげで皮目の歯ごたえが最高~!赤貝が大好物なんでマジで嬉しい。ヒモを大葉と一緒に食べてから身を頂くと甘味が引き立って幸せなのよね。

こちらはボタン海老の塩辛。ちょっと変わりダネ?と思いきや素材の味強めでちょっとでも楽しめるくらい味が濃い!味付けが濃いというより、ボタン海老本来の味がすごい濃くなってる感じ。ほんのり米麹の味がして日本酒に抜群に合うお味でした。最近の塩辛って多種多様だな~。

そしてこれは白子ポン酢。も~白子美味しすぎ!なんでこんなにクリーミーで癖がないの?あん肝とかも大好きなんだけど、白子はほんっとに臭みも嫌な口当たりもない。上質な白子はひだが大きいらしいんだけど、これもすごい立派だった。

ここからお野菜のターン。ここは野菜もうんまいんだ。上から下仁田ネギの焼き、ししとうのお浸し、椎茸つくね。

ネギは来た瞬間から香りがすっげえ!なんでネギって加熱するとあんなに甘くなるの?唐辛子を刻んで入れてる(だったはず)自家製味噌をつけて食べると、中央のトロットロになった芯とで旨味の強い甘辛さになってパクパクいってまう。

ししとうは網焼きされてる最中から目に入ったんだけど、とにかくでかくて一瞬胡瓜と見間違えてしまったんよね。それを輪切りにしておいし~いお出汁と鰹節でいただいた。これがあったけ~んだ、ほんと。ほんのり苦いのとお出汁のやさしいけどしっかりした味付けがとてもよく合っていて大好き。

そんで一番下のが椎茸つくねなんですが。これほんっとおいしい!椎茸ってキノコ類の中でも旨味が強いけど、網焼きしてるからなのか、肉と一緒に加熱してるからなのか、香りも味の強さも家じゃ出せんやつになってる。お肉も均等にミンチにしきってるというより、少しゴロッと感が残るようになってて食べ応えがあるんですよね。表面はカリッとめなのに、椎茸の水分と肉汁とで中央にいくほどふかふかっとしててジューシーなの。次も食べるから……絶対に……。

各々飲み進んで新しいお酒を注文しつつ、次は揚げ物系に。上から安納芋と生ハムの天ぷら、真鯵のフライ、海老真丈の春巻き。

生ハムを天ぷらに……?と思いながら姿が想像出来ず注文したら、これ。うわ~甘じょっぱいやつじゃん!美味しいやつじゃん!安納芋の天ぷらを生ハムで包んでやがるよ!!ほんと、美味しかった。安納芋がまずかなり厚めに切られてて、しっかり甘いんですよ。ほくっとした口当たりの天ぷらと肉質感強めの生ハムがすんごい合う!生ハムの主張が思ってるより強すぎなくて、天ぷらに塩かけるのと似た法則で安納芋を引き立てるのに徹してた生ハム。でもまずこの生ハムがそもそもうまいんだよね。笑顔になるでしょこんなの。

そしてこのお店きたら高確率で頼んでいる真鯵のフライ。普通のアジフライと違ってここはレアなんです。衣は限りなく薄くって、でもザクザクッとしてる感じ。特製ソースでいただく時もあったんですが、今日は塩とかぼすで。こ~れがすごい!正直言うともう他所のアジフライでは満足できなくなってしまう。外っ側は火が通ってるから加熱された魚特有のジューシーな香りがするのに、中央レアだからとにかくやわらかくてとろっとしてる。アジって生でも完全に火を通してでも青魚らしい匂いがすることもままあるけど、ここのアジフライはそれを殺しつつ別の料理作ってるみたいで不思議。食べるたびにこれなんだよなあ~て言ってしまう。普通のアジフライも大好きだから食べるんですけども。

わたしは海老真丈が大好きなんですが、これは今後メニューで見つけたら100頼まないといけないなと思う逸品になりました。とにかく軽い。一本が小さめっていうのもあるんだけど、口当たりも手に持った感じも軽い。なのに海老真丈がぷりっぷりで、すんごい詰まってるから一口でなんかいっぱいになる。春巻きの皮が薄いのにパリッパリカリッカリで油っぽさ何にも感じない!美味しすぎてこのあとおかわりしました。正直言うと、あと3本は食べれたね。

土鍋ご飯を頼んでいたので休憩がてら(?)白レバーのパテ。

パテってもっと量少ないもんじゃない……?大丈夫そ?隣にあるバゲットと比べてみても存在感がすごい。豆腐一丁か?これはブリュレみたいに上に焦がしキャラメルが乗ってるんだけど、これがレバーの濃厚な味にめちゃ合う。たっぷり乗せて食べると、しっかりめのクリームくらいのかたさでまろやか~な白レバーの味でいっぱいになるのがすごい。一口でかなりの量のパテを食べたのにくどくもないし、エグみみたいのが一切ない。すごい丁寧に裏ごしされてるのか、口のなかで引っかかる要素が何もなくって、焦がしキャラメルも合わさってデザートのようだった。うまし。

ここいらで先に注文していた名物の土鍋ごはん!1合と2合とで量を決められるので、1合のものを2つ頼みました。上がサーモンとキノコ、下が雲丹といくら。お吸い物と香の物もセットに。

見目からのインパクトがすごいこの土鍋がここ『うお輝』さんの名物になります。蓋あけるとこれが出てくるんだからすごいよね。混ぜ込んで取り分けて食べるんだけども、同じ土鍋ご飯でも味のタイプが全然違って飽きません。サーモンとキノコの方はサーモンの身がごろごろ入ってるところにネギの香り、キノコのうまみ、ごまの風味が入って食べやすい!お茶漬けなんかにしても最高になるのが見える味。サーモンの皮がパリッとしてて最高。

雲丹といくらの方は見目のインパクトと同じくらい味もすごい。米の量に対して雲丹といくらがこれでもか、って入ってるので混ぜると水分量がかなり多くなるんです。でもいくらがしっかりしてるから、雲丹と炊き立てご飯が混ざってる中でもぷつんっとしてて噛むごとにうまみが増すんですよ!最後の方に食べても全然お腹に入っていくくらい美味しい。べちゃっとした何か、にならずおこげも入ってたりして噛んでて幸せになれるご飯。混ぜ方次第では雲丹のかたちを残しつつ食べれたりもするので楽しみ方にも幅があって楽しいです。旬によって土鍋メニューも変わってて、他にもズワイ蟹とセリ、牡蠣バターもありました。コンプしてえ~!

ご飯もの食べた後で逸品を追加。たくさん喋ってると消化されてきて妙に「まだいけるな……」となるやつ。

こちらは上からイカの一夜干し、セリの肉焼売、明太もち。実は全部わたし希望の品。食いすぎだよ。

イカの一夜干しは箸休め(?)くらいだったんだけど、一夜干しなだけあって味がしっかりしてておいしかった~!普段タルタルソースとかマヨネーズとかあまりつけないんだけど、これではっきりわかった。イカとマヨネーズは相性がいいんだ。最近なんだか無性にイカ飯食べたいと思ってた欲求が少し解消されて良かったな。

セリの肉焼売は一個をわたしだけが食べるかたちに。これサイズ感が分かりにくいけど、かなり大きい。握りこぶしより一回り小さいかな?くらい。で~もすごい食べやすかった!焼売というよりふわっとした肉団子をやわこ~い皮で包んで食べる感じ。椎茸つくねの肉よりもよりゴロゴロ感が強いミンチ加減だったんだけど、そのおかげでほくほくしていた。セリがたっくさん入ってたからなんかヘルシーな感じ。味付けがシンプルでポン酢で食べたんだけど、肉焼売なのに優しくって全然食べれちゃった。豚肉多めなのか甘めの肉と切り刻んである脂身がセリのしゃきっと感と合っててお得な気持ちになる一品でした。

そんで明太もち。どうしても、気になって……。実は今年の年末年始いう程餅を食べれてなくって、つい。でも頼んで正解だった!一口サイズだったのもあるけど、明太子が想像以上に大きい!表面だけ炙っているような感じで、中は生なんだけど、そ~れが抜群に餅とあっていた。海苔との香りでおにぎりみたいなんだけど、それよりももっとジャンクな感じ。これも最終盤なのにぺろっと食べました。

そしてラストのデザート。わたしはゴマのセミフレッドを注文。

黒ゴマ系デザートの甘すぎず、ちょっと粉っぽいまである食感が大好きなんだけど、これはそれにかなり入ってきていた。上には黒ゴマのかりんとうとかせんべいみたいなものが砕かれて散らされてて、下がかっちかちのアイス。上にかかっているものとのアクセント違いで面白かったな。ミルクががっつり入っているような甘さじゃなくて、本当に和な感じのほんの~り甘い程度でバランス非常に好き。スプーンとの見目的相性も良くって大事に食べました。ごちそうさまでした!

こうしてみると本当によく食べたな~。いつもそれぞれへの感想を書こうにもTwitterだと文字制限があるしな~とかいろいろあって端折ってるところ多かったんだけど、思い思いに書き残せてハッピー!

『うお輝』さんは食器類も可愛くって、行くたびに箸置きも料理ごとに使われてる器も変わるのでそこも見てて楽しいポイント。雰囲気が静かであったかいので、厚みがあったりいろんな柄が入ってる食器が可愛くって仕方ないんですよね。いつもありがとうございます。また行きます!

食事制限も運動もがんばらなきゃ~と思いつつうまみの時は自制なしに好きに食べている。そういう日だから!しょうがない。

来月のうまみのためにも頑張って働きましょう~。明日も適度に頑張ろ。

@tenobeee
一日一ページ。無理せず更新。 特に何てことないものを書きます。