専門用語の偏り

てのべ
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デザイナーもといイラストレーター、そしてインターネットお絵かきオタクにも共通してるところだとは思うんだけども、キャラクターデザインをする時のファッション用語を探すのに時間がかからん?

何にしても資料集めに割かれる時間て創作において結構重要だと思ってるけど、いざ探し出すと形や系統にイメージや浅い知識はあっても正式名称を知らなかったり探し方が的確でなかったりで、これだ!というのに辿り着くまでまあまあ試行錯誤する。最近はスーパークロップドトップスという名称を知った。必殺技みたいだね。

あとはファッションの系統名称。ちょっと尖った、原宿なんかでアレンジされまくってるパンクっぽいあれってどういうやつ?て調べてたらオルタナティブファッションというらしい。メインストリームとは違うジャンルの総称らしい。型にはまらない、新しいジャンルという意味なら確かに。

わたしが探してたやつはその中のエモと呼ばれるものらしい。あ~これこれ!ていうのの比率がここでグンと上がったので一つ知見を得た。

代表的なゴシックでもサブタイプというのがあり、数多くの枝分かれがある。アンティーク、ルネッサンス、ビクトリア朝、サイバーゴス、グリッターゴス、企業ゴス、ヴァンパイア、スチームパンクゴス、ゴシックアンドロリータetc

最近このへんと近しいところで社員とゴシックをモチーフにしたデザインの説明の難しさを雑談したことがあった。ゴスロリ系を描いても地雷系と呼ばれるようになりがちだよね~という感じの内容。何が何に使用されるアイテムなのか、とか系統をしっかり区分すれば伝わるところには伝わるけれど、キャッチーさを取り入れようとするとそれらを成立させるための”ガチ”さをある程度軽減しないといけなくなる。でもそれはそれでその系統を愛している人にとっては中途半端なものになる訳で……。そうなるとそもそもモチーフとして適してなくないか?となったり。

何をどこまで盛り込んで何に属させるのか、どういう意図でそこに持っていくのか。常に考える必要性っていうのはこういう時に実感する。

でもま~これはわたしがこういうのを好んでて、仕事でも接する機会が多いからでこうやって増えていくだけであって、着物にはまだまだ弱いんだよな。しかしここに至っては有職装束大全を買っているのでいざという時にはなかなかに強い。ヤッタネ!

あとやっぱり2000年代以降で急成長、急変化したファッションの専門用語や特徴をまとめた近代ファッション本が欲しい。探してもこれじゃね?というものがない。流石にドレスとかパリコレで扱われるものは歴史と資料が豊富にあるもんで、ネットで探しても記事になって出てくるんだけど。

未だに変化し続けてるから確定したのちに発行するみたいのが難しいのも影響してるんだろうなあ。

装苑とかGINZAとかなら載ってそうなもんだけど……。でもあのお洒落さの中には道端に落ちてるチェキみたいな閉鎖的ファッションの気配をあまり感じないのよな。この違い、なんなんだろう。

最終的にはインスタとTwitterに行って個人的にみてる人から芋づる式のようにピンとくる人を遡って関与してるものやファッションから用語なり、アイテムなり、モチーフなりを見つける事になるんよね。それはそれで楽しいので当分は、まぁ~~~良いか!

インスタは誇張なしに見続けてしまうので暫く封印していたけど、最近ちょくちょく見る機会を増やしてるんすよ。色んな画角の人物画や服や小物や風景の写真がたくさん流れてくるのが刺激になるんだよな。とにかく資料やリソースに使えそうなものに飢えているので脳の切り替えが娯楽から変わってるのかもしらん。

明日頑張れば三連休らしいすね。実は今日気付きました。

またもやちょっとしたサプライズを受けた気持ちで嬉しい。予定はそんなにキツキツではないので休日らしく過ごすぞ~と思いつつわたしには作業があるんだわあ……。

@tenobeee
一日一ページ。無理せず更新。 特に何てことないものを書きます。