今週も一週間お疲れ様でした。
今日は日中そんなに寒くなくて朝も目覚めすっきりめだったからか、歩くのも心持ち身体が軽い感覚があって、労働へのやる気はいつも以上に無かった。それでも一日やり終えたので充分すごい。やることは勿論やりました!残りの分は来週のわたしが頑張ることでしょう。
今週末は関東でも大雪の可能性があるくらい冷え込むらしいですね。予報ではそう言いつつも、関東は山の配置的に大雪が降る事って本当に少ないから寒くなるんだろうなあくらいの感覚。大人になると交通機関が機能しなくなったり服がびしょ濡れになるとかで雪を嫌う人が多いけど、わたしは未だに好きです。
スキー場で目にするような細かくて綺麗な雪であればいっとう好き。
元々暑がりだから動いたり着込めばどうにかなる冬のが好きなんだよね。日照時間の短さが心身に影響するっていうのは成人してから知ったから、そこはBADか。
そんな今日、やる気がないなりにちゃんと事をこなしてた時に上司から来月からのスケジュール相談があった。
こういう時の相談っていうのは悪いニュースであることが多いので身構えてはいたけど、まあそれなり。ざっくり言うと来月からかなり忙しくなるみたい。知ってはいたんだけど、数値としてどう負担が増えるかを目にするとウッス……て感じにならざるを得ない。テンション低い樺地そのもの。
プライベートで手をつけている作業が多くて、その〆が初夏頃だったりするので仕事のスケジュールとも被っちゃってるんだよね。う~んまずい。
どうにかこうにかして負担を分散させる策を考えておかないと……。しずインや日記が習慣化してきてる一方で、やり事に割く時間の捻出が未だ中途半端なのが課題なので色々試してみないとな~。なんかこれ数日前の記事でも書いたな。
そんな今日はBGMがてら2本の映画を鑑賞。
最初はコメディ系とかにしようとか考えてたんだけど、そういえば気になってたな~とかこれ気になるな~っていうので選んでたらハードめなものになってしまった。映画観るのにも体力は使うから集中しすぎなくていいものも挟みたいんだけど。
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【ノーウェア/漂流】_これはネトフリのランキングに高頻度で入ってきてて、チラチラとサムネだけ目にしてたから、最近気になってたやつ。
これもサムネと再生前に観れる大まかなあらすじ程度にしか情報がないまま視聴開始。
内容としては一言、ハード。ミステリーとかスプラッターとかではないけど、しっかりサバイバル系のものだった。
政権が変わり崩壊していく自国から脱出を試みる夫婦の話。
この作品における世界情勢は非常に悪い方に傾いていて、国際的な食糧危機が発生しているのが前提にある。なのでそれを食いつぶさんとする子供や女、老人が軍によって殺される残虐極まりない状況が続いていて、妊娠しているミアとその夫ニコは命と運命をかけて安全とされる国へ密航するところから始まる。
同じく密航で安全な国へ逃げようとする人たちとフェイクの貨物として用意された大きなコンテナ内で合流するも、検問に引っかかり木箱の上に隠れていたミア以外が殺されてしまう。その後ミアだけが船で密航先へ向かうも嵐にあい、海へコンテナが投げ出されてしまい……という感じの展開。
メインどころが妊娠して辛い状況に置かれているミアが、数少ない手持ちで過酷な環境でしかないコンテナ内、しかも大海原のド真ん中で生き抜くというシーンに詰まっている。
冒頭では似た境遇の人達を目の前で殺され、夫のニコとは別々のコンテナに移動され、途中連絡が取れるようになるもそのニコすらも通話中に失ってしまうミア。本編の時間が短いのもあって怒涛のように押し寄せる過酷さがかなりしんどい。
ニコとまだ一緒にいる途中、お腹の中にいる子がもう2日も動いてないことを伝えるシーンがあるんだけど、大海原に投げ出されてからそのお腹の子がまた動き出すシーンがある。
それまでのミアはずっと後ろ向きな雰囲気があり、ニコの存在に支えられてやっとそこに居るような感じ。妊娠してることにもお腹の中にいる子にも前向きな言動をあまりしない、のだけど。コンテナの中で一人じゃない事、まだ死ねないということをそこで実感するのか、これ以降のミアが強かに生き延びようとするターンが始まる。フェイクの貨物コンテナだけど、中には申し訳程度の木箱があって中には貨物が入ってるのね。それを駆使しながらミアはコンテナ内で出産をし、魚を狩り、雨水を確保し、生まれたばかりの自分の子を育てようと奮闘する。
最初はこんなもの沢山いらない!と手持ちの不遇さにキレるシーンがあるんだけど、それを駆使して簡易ボートや水槽まで作るし、今の自分が出来ることをやるっていうのをひたすら試していく姿と、過酷さは変わらないのに子供を生かそうとする事が力となっていく図はかなり好き。
母親像を押し付ける云々というのもあるかもしれないけど、この作品においてはミアはすでに一人娘を失っていて、後悔を抱えた己と向き合うところも多分に含んでるんだよね。あと単純にわたしはそういうシチュエーションに込められた生命力(ぢから)がとても好きなので……。
最後は母子共々、親子でやっている漁船に拾われるというちゃんとしたハッピーエンド。そうでなくちゃやってらんないまであるんだけど、それが確定したシーンはよかった~て心の中でマジに思ったね。
あと作中でミアとニコが言い合う素敵なセリフがある。
「昨日より愛してる」「でも明日以下」
明日以下を作らないために毎日毎日明日を望む、そんな夫婦だからこそこのシチュエーションでも生き抜こうとするんだよという訴えが強くて、しんどい映画だったけどもう一回観れるなと感じた。
作中で出てくる悪役がちゃんと悪役していて、軍も軍っぽく描かれてはいないんだけど、世界的にこういう状況になったら今の人類だったらやりかねんなという妙な説得力があった。それも相まって『そんな事あらへんやろ~』と余裕持って観る隙がなかったのかも。
わたしはどうであれ、子供が殺される世界は嫌だ~。
【暗数殺人】_これは次何観ようかな~と色々探していたら目に留まった作品。言い方があれかもしれないけど、韓国映画の殺人ものはかなり好き。面白いのもあるんだけど、結構実話が多くて映画を撮る背景には制作陣の『もうこんなことが起きないことを願う』という意志が込められていることが殆どだから。ドラマでもそう。自国への皮肉と訴えが詰まっていることが多いので、結構進んで観ることが多いんです。
それはさておき。これもやっぱり実話がベースらしい。
そもそもタイトルの暗数殺人というのは、実際殺された被害者が出たのにも関わらず公的捜査が行われなかったり、事件の実数として機関や社会に認知されていないものを指すらしい。
内容もまさにタイトル通りで、そういった認知されなかった殺人事件を皮切りに、自己中で恐ろしい殺人鬼の過去の罪を追う刑事の話になっている。
これは誉め言葉なんだけど、この作品における完全悪役として出ているカン・テオ演じるチュ・ジフンがマジで腹立つ。腸が煮えくり返りそうになるほど凶悪で、自己中で、手に負えん男なんだけど、それに対してずっと冷静に接し続ける刑事がひたすらかっこいい。吹き替えが山路さんなのが非常に合っていた……。
殺人で捕まったから出れるように刑事を利用して複数の殺人の存在を仄めかし、誘導し、何とか減刑から出所を企むカンがあくど過ぎる。
そんな男を前に自分のこれまでのキャリアで得た立場さえも手放せる覚悟と執念で独自に過去の事件を追い続け、カンの企みを交わして2件の殺人を立証し無期懲役をたたき出させるまでがかなりじっくり描かれる。
最初の方で韓国警察内に存在する証拠捏造による事件の立証や、それを暴いた身内への当たりの強さなんかは韓国映画あるあるで、本当にこういう事が起きているから描くんだろうなあ……という気持ちがあった。
主人公のヒョンミン刑事はそんな警察・刑事を信用してなくって、自分の足で操作を続ける。その最中でカンから「諦めろよ」と立証のため捜査している姿をなじられたヒョンミン刑事が「被害者やその家族に申し訳なくてな。だからこそ諦めないんだよ」ってド正面から言い返すところがば~りこりかっこいい。
カンが感情のコントロールが出来ない人物像なのに対してヒョンミン刑事が一定して自分の信念にだけ素直で態度を崩さない対比がいい。
ド派手なシーンがあるかと言われるといや~?て感じではあるが、一人の正義が真実を突き詰めていくシーンと過去の回想がナチュラルに挟まるのは観やすかった。
市民のため、国のためと言っておきながら評価を気にする仲間に失望感を抱くヒョンミン刑事はこの作品の制作陣の気持ちを代表するような存在だったのかもしれない。
こういう作品や意志力に強く惹かれるものがあるから、という訳ではないけど。こういうメッセージ性の強いものをつくるのであれば、やっぱり制作側やその展開もその意図を乗せてほしいと思ってしまうね。
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帰りに自宅マンションのエレベーター前で他の階の住人に挨拶したのに無視されたのが小さい心のささくれになっていた。
始まりはいい日だっただけに、ちょ~っとした小さなことや作品のメッセージ性からやわらかくない感情を抱いていた。でもこうして文字として可視化していくとすぅっと落ち着くから不思議だね。
学生のうちは大層なことだな~と思っていた『世界平和』を心から願うようになった今日この頃。明日もわたしや知り合いにとっていい日になればい~ね。
こんなことを書いていたらもう明日というか今日になったんですけど。
まあまあ早起きしないとクリニックに間に合わないんで今日はこのへんで風呂入って寝ます~おやすみ!