効率化効率化、DXDX、AIAIと言いはじめた社会に困惑している。サイゼリアでご飯食べながら思った。いや、この価格で成り立っているサイゼは神なんだけど。
効率化について。元々人手不足で効率化が求められていた社会だけど、パンデミック以降タブレットでオーダーしたり搬送ロボが食事を運んだりネットで事前オーダーしたりする光景は日常となった。これらの効率化によりオペレーションに余裕が生まれたなら従業員は減ることになる。余裕は悪とみなされるから。
AIの台頭。商品を提案するAIなら、多くの人が好きな物を提案するように訓練されていくし、多くの人は、AIが提案したものが好きになるよう無自覚に訓練されていくだろう。これはハルシネーションのフィードバックである。大衆の大衆性を舐めてはいけない。自ら考えるということは面倒臭いことであり、非効率。あれもこれもAIに任せたい。そうして人間は何かを失ってしまうような気がしてならない。
将来、AIが搭載されたガジェットに囲まれ、私に思考の放棄を促してくるとしたら、私は情報技術を嫌いになってしまうかもしれない。