7. What Goes On

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2024年2月4日(日)

非常に疲れる。退勤後、松屋に駆け込む。直前にアプリもダウンロード。久しぶりの松屋だった。牛めしにどっさりと紅生姜をトッピング。熱々の豚汁が染み渡る。隣のテーブルでは、女の子たちが会話を弾ませる。深夜のファミレスの使い方だ。松屋には不似合いな光景だった。

2024年2月5日(月)

積雪。意外と積もり、職場の周辺は真っ白だった。シャーベット状の雪を踏み締める。お祭りの安っぽいかき氷が融けるときの音が聞こえた。足元は水浸し。帰宅後、すぐに足湯。ほかほかのあんよを労わる。

2024年2月8日(木)

いまだに積雪の名残りを見かける。昼過ぎに外出。売却と買い物を済ませる。帰途、マックに立ち寄り、こっそりとカロリーの背徳を味わう。帰宅後、お昼寝。背徳を積み重ねる。夕方、新宿へ。久しぶりに歌舞伎町を抜けた。カラフルなネオン、人混み、雑多な街並みに驚かされる。知らない国を訪れたときの感覚に陥った。新鮮だった。ヴィム・ヴェンダース『PERFECT DAYS』を鑑賞。ヘンテコな作品だった。毎朝のルーティンを捉えるカメラの置き方が印象的だった。繰り返しの日常に見えるが、日毎の変化も捉える。日常の所作も魅力的だった。面白かったが、役所広司の演技のトーンに違和感を覚えた。極端に台詞が少なく、言葉に頼らない演技も素晴らしいが、過剰に見える場面もあった。それが極まる、ラストのシーンも困惑。感情がわからなかった。それでも「すごい」とは思った。役所広司の凄みは味わえたのだが、あれは適切な演技なのだろうか。わからない。

2024年2月10日(土)

安寧だった。幸福は日常の細部に宿る。これを続けたい。

@tgmrmzk
大晦日に生まれた。