4. Ghosts of Mars

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2024年1月12日(金)

突然の不調。原因は不明。昨年の健康診断で、白血球が少ないという結果が出たのが、白血球の欠乏は免疫力の低下に繋がるらしい。それを唐突に思い出した。免疫力を高める食材を調べると、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品、緑茶、ココア、赤ワイン、そば、緑黄色野菜、きのこ、果物、発酵食品、などなど。全部じゃん。以前、白血球が足りないらしいよと母に話すと、蓮根を薦められた。一連の話を湯気ちゃんに伝えると、蓮根のきんぴらを薦められる。夕飯は、蓮根のきんぴら、寄せ鍋。皮を剥かずに火を通した蓮根の表面は、ヒョウモントカゲモドキの肌にそっくりだった。次回は剥こう。不調だが、元気に過ごした。

2024年1月13日(土)

不調の休日。マブたちと会合の予定だったが、今回は延期。病院に行った。咳止めと痰を出す薬をもらった。咳止めの薬は効果が強く、副作用は便秘らしい。多めに水を飲みましょうと言われる。お菓子とアイスを買い、さっさと帰宅。洗濯機を回して、昨夜の寄せ鍋の残りで昼食を取る。夕方、外は雪らしい。強風の音も聞こえる。ジョン・カーペンター『ゴースト・オブ・マーズ』を観る。火星の亡霊たちと戦いを繰り広げるキテレツな物語だった。亡霊たちに取り憑かれた人間たちのビジュアルが面白かった。2001年の映画だが、カーペンターの作家性なのか、さらに昔の映画に見える。じきに四半世紀が経つので、十分に「昔の映画」とは言えるのだが。夕飯は、トマトのパスタ。食後、ブライアン・デ・パルマ『殺しのドレス』を観る。冒頭のシャワーのシーンが艶かしく、ねっとりと映す。物語の転がり方も予想外だった。デ・パルマの映画を観たのは久しぶり。

2024年1月14日(日)

体調は回復、労働に復帰。病み上がりには過酷なスタートだった。ミカ・カウリスマキのインタビューを読む(「フィンランド人は自分たちが世界一不幸だと思っている」ミカ・カウリスマキ監督が深刻な差別や格差を「食」を通して風刺した『世界一しあわせな食堂』)。当該の映画は未見だが、フィンランドに対する理解が深まった。幸福度も高いが、失業率も高いらしい。幸福と貧困のグラデーションを考える。

2024年1月15日(月)

ブルーな気分と憤りが混ざり合う。原因は明白なので、気持ちを切り替える。心なしか、雑談が多かった。反射的な処世術だろうか。職場の人たちに写真を褒められる。素直に嬉しかった。

@tgmrmzk
大晦日に生まれた。