9. Untitled

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2024年3月2日(土)

上野へ。湯気ちゃんと待ち合わせ。我々の待ち合わせは「( )時から( )時の間に( )に集合」が定番。ルーズだが、ゆとりは大切だ。若干の遅刻も付き物だが。合流後、雑居ビルの地下に潜り、グループ展「超アジテート・ムジナ穴」を拝見。カワグチタクヤさんの繊細なモノクロのタッチに見惚れる。怪しいが、可愛らしい。大河紀さんの作品もエネルギッシュだった。異彩を放つ、色づかいと大胆さ。極端なデフォルメもかっこいい。猫の表情が忘れられない。曇天の空模様と天気予報に文句を言いつつ、ふらふらと合羽橋へ。今回の目的は酒器。湯気ちゃんの元に出身地のお酒が届いたのだ。酒器の調達が急務。問屋街を練り歩き、徳利とお猪口を探す。ペアリングを考えれば、お刺身、卵焼きなどに合う器も必要だが、湧き上がる物欲を宥める。問屋街は広く、業務用の調理器具、安価な食器を売るお店が目立つが、作家の作品を売るお店も見かけた。包丁のお店も多く、ずらりと並ぶ刃物を眺める。夕方、目星を付けたお店に滑り込み、酒器の購入を見届ける。渋谷へ。友人のライブを見る。店内の大半は外国人。心細いが、新鮮な光景だった。非常に賑わい、好き勝手に過ごす人間たちの会話とアンビエントが響く。楽しかった。

2024年3月4日(月)

人狼ゲームに興じる小学生を見かける。小綺麗な格好の女の子たちは大盛り上がりだ。電車内に甲高い笑い声が轟き、物騒なワードが飛び交う。朗らかな陽気、車窓に差し込む光とはアンバランスな暴力的な言葉。それを言い放つ、チェックのスカートの女の子たち。複雑な気持ちに陥る。

2024年3月7日(木)

拙宅の更新時に商品券を貰ったので、近所のアンテナショップに向かう。酒器に引き続き、おつまみの調達も急務。いぶりがっこ、牡蠣の燻製のオイル漬け、牛タンの缶詰など、2000円分のおつまみを購入。どれも美味しそうだ。魚屋さんにも立ち寄り、地元の金目鯛のお刺身を発見。こちらも購入。突然、過剰な肴が出揃い、平凡な木曜日は、豪奢なパーティーに変貌。鍋料理を仕込み、『ヴァチカンのエクソシスト』を鑑賞。ラッセル・クロウが演じる、屈強な祭司の姿が面白い。続編では、十字架を握り、悪魔を殴るべきだ。

@tgmrmzk
大晦日に生まれた。