2024年3月9日(土)
国立へ。湯気ちゃんと散歩。風が冷たいが、ぴかぴかの快晴だった。通りすがりにお店を覗き、各々の好きな景色を撮る。道中、怖い景色を見かけた。マンションの周囲を取り囲む球体のオブジェ。等間隔に並び、儀式の様相だった。中島哲也『来る』の祈祷のシーンを思い出した。行きたかったお店のひとつ、maikaに立ち寄る。雑貨もアパレルも好みだった。キッチン用品に目が眩むが、財布の紐を締める。久しぶりに黄色い鳥器店も再訪。綺麗なやちむんの丼を発見。適度なサイズの丼が欲しいが、財布の紐は緩めない。夕飯は、万豚記へ。ピーナッツくんの動画で知った中華のチェーン店だ。お目当ての料理、「脆皮鶏」が見当たらず、ショックを受けるが、他の料理も美味しかった。麻婆豆腐、大餃子、トマトと卵の炒め物など、もりもりと食べる。穏やかな休日を過ごした。
2024年3月12日(火)
アカデミー賞の授賞式はお祭りだが、心に靄を残す。作品の評価、世の中の情勢、純粋な楽しさが混ざり合い、最終的には「面白い」とは言い難い。真実はわからないが、エマ・ストーンの挙動は悲しかった。誤解を招く行動を取ったならば、何かしらのコメントを出すべきだった。ミシェル・ヨーの投稿も気遣った言葉に思えた。アトロクの内容もがっかりで、心の靄は濃霧に。気晴らしに『違国日記』を読み進める。自身の現状にぴったりの漫画だ。友人、家族、恋人。自身を取り巻く人たちのカテゴライズは様々だが、「他者」は大前提だ。それを忘れない。
2024年3月13日(水)
旅行の計画を詰める。京都と大阪を弾丸で巡る。Notionを使い、簡単な旅のしおりを作った。事前に行程を考えるのは好きだ。気ままに動けるラフな旅も好きだが、今回は時間の制約が大きいので、大まかなスケジュールを組んだ。楽しみだ。新宿へ。山崎貴『ゴジラ-1.0』を鑑賞。山崎貴は、自身の好みがはっきりと出る。「スピルバーグに対するラブコールだろうか」と思った。演技はくどいが、それは織り込み済み。想定の範囲内だった。ゴジラの映像には満足。怪獣映画は重量感が肝だが、今回のゴジラは機敏だった。重そうだが、機敏。海外版のゴジラに近かった。
2024年3月16日(土)
定例会。西荻窪へ。先月に引き続き、友人たちに湯気ちゃんを引き合わせる会合だった。久しぶりに戎の酎ハイを味わい、頭蓋骨にアルコールが満たされた。脳みそは酎ハイに浸り、ピンクのゾウの幻覚が踊り出す。無事に酔っ払い、友人たちを見送る。我々は残った日本酒を舐めつつ、感想戦。帰途、オレンジピールのチョコレートとウイスキーを購入。アルコール漬けの夜だった。