愛情について。

thala
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「わたしはあなたが好き」と言う感情は果たして無条件に相手にとって好ましいものだろうか、ということをずっと考えていて、行き過ぎた矢印を冗談めかしたとして、それを理解した上で「やれやれ仕方がないな」と許容してくれる人、「いや、わたしはその感情には応えられない」「冗談でも気持ち悪い」「煩わしい」etc…があると思っていて。

概ね「許容してくれる人」と言うのは過去にたくさんの一方通行の矢印を向けられて、いなし方だったり躱し方だったり逃げ方倒し方…多分たくさん知った上で「ここまでは大丈夫」と言う線引ができる人で、わたしは往々にしてそれに甘えているのだ。

結局のところ「このロジック」を理解したことでわたしがどんなにその人のことを好きでも矢印を向けた相手が「自分の一方的な矢印が受入られない人だな」と思うことがあって、そういう人は自分から離れていくしかないと思っていて。

そういう相手が何人かいて、そしてなによりわたしが多感(惚れっぽい)がゆえに幾許かの人は「見えないようにする」ことでこれ以上焦がれる気持ちを断ち切るしかないのだ。

見えなくなることで膨張していく気持ちはただの妄想でしかなく、それは「純粋に気持ち悪い感情の塊」になっていく。それに気がついて自分自身に萎えて、わたしはまた純粋さと正常さを失っていくのだ。

沢山の人に「ありがとう」と「ごめんなさい」と「あいしてるよ」を。