いちご狩りに人が来ない

thamamur
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毎年恒例のいちご狩りへ。

実は僕に熱量がないのだが、奥さんと息子に並々ならぬいちご狩りへの熱量があり、毎年伊豆同じ場所にくるのが恒例となっている。

いちご狩りでは、家族の美味しそうな顔を堪能しながら自分もそこそこにいただいた。あきひめより紅ホッペが好みであった。

ひとしきりいちごを食べ終わった後、農家さんと談話していると、「今年は人が少ない」という。年始の1/1-3で里帰りする家族たちがいちご狩りに押し寄せるため、1/3にはもういちごが無くなるというが、今年は全く人が来なかったという。

暖冬の影響なのか、何かのイベントなのか、農家さんが色々考えを巡らすも理由がわからない。

この話に集中するよりも、頭の中ではこういう感覚は懐かしい、というか大事で忘れていた感覚だな、と思った。

サービス提供側に見えているのは、多くは売上などの結果指標であり、それがなぜ結果として現れたかは謎に包まれている。粗い仮説で推論しても何かしっくりこない。ゆえに、データの切り取り方を変えたり、N1インタビューを通して、ようやく納得感のある仮説が見えてくる。

しかしその仮説に辿り着く頃には別の問題起きていて、もはや遅い、ということもしばしば。

前職ではこの繰り返しだったな、と思いつつ、顧客の行動に仮説を立てるのは意味のある時間だったと思った。

これは今の仕事にも結びつくはずだ…と、帰りの車で考えていると、いちご狩りの余韻はさてどこへやら、となった。

いちごを食べる娘。とてもかわいい。