子供2人ファームすることについて(主に男性向け

the_baaaaard
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公開:2024/12/2

同世代で子供複数人育ててる人はあんまりいないので、もしそういう予定の人がいたらその方々向けに子供を2人育てることについてどういう感じか伝える

まず我々のファーム環境について

自分がフルタイムフルリモートのIT系サラリーマン。1月まで育休中。

妻がほぼリモートの事業会社役員。4月?まで育休中。(育休終了日未定)

遠方のため祖父母の援助は金銭以外は一切なし。

長女2歳絶賛イヤイヤ期で、家から徒歩5分の保育園に通っている。

娘0歳が10月に生まれた。

周辺状況でいうと賃貸で近所に薬局。24時間スーパー、小児科、コンビニ、公立小学校が徒歩1分以内に揃っている。治安はめちゃくちゃ良い。

保育園までは超大きな道路を渡ったり一方通行の道に入って行ったりと車が込み入っててちょっと怖い。

続いて、2人目を育てる前の不安について

2人目に関しては妻の年齢もあって2歳差で作ろうという話になっていた。

後述するが2人同時に育てるのが死ぬほどキツいので3人目は絶対に作らない。(元々予定にないが)

最も気を遣っているのは、上の子の愛着形成だ。

妻は出産後身体がボロボロなので、なんとかして自分が2歳の求める愛情に120%応える必要があると考えていた。

0歳児は妻に任せ、私は長女につきっきりでいるようにしようという話になった。

続いて毎日の生活リズムと役割について

朝は私と長女だけが起きて飯を食わせて保育園の準備して送っていく。

妻はなるべく寝坊させたいので、次女と9時過ぎぐらいまで寝ててもらっている。

平日日中は次女の面倒を妻がメインで見ている。

3時間おきにミルク与えてオムツ変えて、我々は隙間に細切れに睡眠をとる。私は自分の会社の仕事をちょろっとやったりしている。

食事は各自適当に取る。

長女の時は1人育てるのが本当にキツかったが、慣れているというのもあり0歳児1人ならかなり楽だ。

ちょっと泣いてても無視できるし、勝手がわからんということはないので(少なくとも私は)かなり適当な気持ちで育てている。

17時前後に私は次女を風呂にいれる。

18時ごろに私が保育園の迎えにいき、長女を風呂にいれる。

妻はその間夕飯の準備をする。

食事の片付けは私が行い、その間妻は長女の歯磨きや着替えなど寝る準備をやってもらう。

夜は妻、長女、次女が妻の部屋で寝ており、私は自室で1人で寝ている。

その後、21時前には長女は妻に寝かしつけを行ってもらい、23時ごろまで私が次女の面倒を見る。(ベビーベッド揺らすだけでほぼなんもしてない)

23時になったらミルクをあげて全員就寝したのを確認し、次女を妻の部屋に置いて、夜間のミルクの準備を済ませて私は自室で就寝。

夜中は妻が3時と6時にミルクを与えている。

6時のミルクで長女が物音で起きるので、そのまま私を起こしにきて散歩いきたいだのブランコやってだのおままごとしようだの言うので対応。

という繰り返し。

ちなみに土日は保育園がないので、2人で長女の面倒を見ながらたまに次女のミルクなど対応する感じになっている。(私は)死ぬほどキツい。

子供を2人育てるキツいポイントについて

・0歳児の泣き声が耐え難い。元々私が聴覚過敏なので0歳児の癇癪泣きが死ぬほどイライラさせるし脳のリソースが何もしていないのに95%くらい削られる。

・3時間おきのミルクなので固まって寝ることができないのでじんわりずっと体調が悪い(妻が)

・0歳児と2歳児どちらかが機嫌悪い状態でタスクをこなすのが疲れるしイライラする。例えば2歳児の着替えをしないと行けない時に0歳児がギャンギャン泣いてると駆り立てられるというか焦らされている騒音状態で2歳児の相手をしないといけない。イヤイヤ期にこのマインドで行うと速攻「イヤイヤ!」が発動して負のループに陥る。

・金がマジでかかる。オムツ代やミルク、おしり拭きなど日常消耗品に加え、衣服や2人用のベビーカーの調達etc...がある。東京都はポイント付与してくれて必要物資をもらえるようにしてくれているが、正直全然足りないと思う。1人目が3歳になるまでは保育園料がかかるのだが、この毎月の保育園料が常軌を逸して高い。まぁ、週5で9時間見てもらえると考えると破格の値段なのだが・・・

これから子育てしたいと思ってる人へ

・まともに育児をしようとすると、子育て開始してからはキャリアは確実に完全に絶対的に停滞か落ち込んでいくので、一旦キャリアや役職は上げ切ってから育児に入った方がいい。

保育園の送り迎えの時間が固定されていて、子供がいる状態で仕事をすることは不可能なので毎日9時間までしか働けない。独身で休日や夜中まで仕事してる勢には絶対に勝てないので、諦めるしかない。(この諦めるのに結構時間がかかるし、人によってはメンタル的に落ち込むポイントになるので事前に覚悟しておく)

ただ、キャリア上げ切るのを待ってると年齢が結構いっちゃうので出産リスクももちろんのこと、老いて体力ない状態で子育てしないといけなくなる。子育て、マジで無限に体力を求められるので老いてからやると本当にツラいと思う。(私はまだ30なのでギリ耐えれてる)

・家事育児の分担を50:50にすることは不可能

夫が育休取ったり育児に積極的な家庭なら誰でもやりがちなのだが、家事育児按分を綺麗に分けようとするのは絶対やめた方がいい。

というかどう足掻いても妻の方に負担が多くなるのは逃れられないので、事前に50:50と約束設定してしまうと守れなかった時に夫婦仲が悪くなる。基本的に育児中は女性側の言うことが法律なので、女性側の機嫌を損ねると生活リズム全てが崩壊する。

男性側は家事でもなんでもできることは潰れない程度に全部やるようにした方がいい。それでも女性側の方がキツいはずなので。

また、事前に設定したタスクとは全く別のものだったり想定外の出来事や緊急タスクが起こりまくるので、最初に作ったルールはすぐに崩壊してどちらかの負担が大きくなり不平不満が出て喧嘩になる。

どちらのタスクとも言えないふわふわ浮いてる謎タスクみたいなものをお互いが善意で積極的に拾いにいかないといけない(仕事と一緒ですね)

こういうふわふわタスクは特にやってもらったら感謝を伝えるのが円満家庭継続のために1番重要だと思ってる。

・生活スタイルを確立するまでの夫婦間でのコミュニケーションについて

両者とにかく自分や相手に対して正直になった方がいい。面倒でもコミュニケーションサボると一発で崩壊する。

これがキツいから変わってほしいとか、次は休ませてほしいとか、相手に対してこれを求めているのにやってくれなくて不満があり期待値調整がお互いズレているとか、子供についてどういう育て方を直近したいのか、など。

・男性側に求められることの特殊性について

男性側は昔に比べて育児やらないと社会的に公然と攻撃されるようになった。とはいえキャリアを捨てることになるのだが、育児をすることで仕事の最前線から逃げることを非難する文化もこれ以降も残り続ける。

子持ち男性は社会的には恐ろしく底辺の弱者になっている。どんな立場の人間でも子持ち男性を叩けるポイントがいっぱいあって気持ちよく叩く材料になっているからだ。

この辺の意見は全部無視していい。とにかく自分の妻の機嫌だけ見続ければ良い。

ただし、女性側もSNSにハマっていてリテラシーが低めだと世間の声を間に受けて「ちゃんと稼いできて育児もやって家事も100%やれ!」みたいなことを本気で言う手合いに容易になるので注意。

必ず夫婦間だけでどういう生活スタイルにするかお互いの価値観にのみに従って話し合って決めないといけない。子育てマウントとってあれこれ言ってくる知り合い(女性に多い)や男性叩きSNSや口だけ出してくる祖父母などの話は攻撃でしかないので完全にシャットアウトしろ。

・女性にとっての男性側の育児や家事は加点式ではなく減点式

たまにいいことしたりご機嫌取りで何かしても、その時は喜ばれても翌日にはリセットされている。

というか女性側はミスの方を鮮明に記憶するので、加点されることはなく男性に対して減点をひたすらし続けている。

しかも1ミスが超デカい。とにかくミスをせず、女性側が求めているラインまでの丁寧さを行い続けないといけない。

たまに子供を任せて遊びにいく時に笑顔で気持ちよく送り出してくれていても、100%裏で大幅減点くらっているので肝に銘じておこう。

ちなみにこれらの減点は後から取り戻すことは不可能。

終わりに

育児マジキツいけど、自分の遺伝子が入ってる子供は特別に可愛いので頑張れる。という月並みは言葉は本当でした。

あと、男性は特に子供作ることにメリデメを考えて計画すると思うんですが、子育てについて子供がいない状態でメリデメで判定することは不可能かつ完全に人類の落とし穴なので賢い人はメリデメ考えるのやめた方がいいです。

今頑張って子育てしてる人はみんなスペシャルです。私からスペシャルを贈らせていただきます。(賛辞)