久しぶりに父親と顔を合わせた。
やっぱり言われた「ちゃんとしろ」。
漠然としすぎて何をちゃんとすればいいのかわからん。女らしい恰好をしろというなら見当違い。子供のころから女の子らしくとか女らしくとか私と言えとかホントにきつかった。
今となっては何となく「ちゃんとしろ」に含まれているいろいろを推察できるようにはなったし、言いたい奴には言わせておけばいいというマインド、スタンスはあるけど、やっぱり考えるとイライラするしちょっとだけ落ち込む。哀しくなる。過去のことは考えなければいいとは言うけれども。
「ちゃんとしろ」の裏側には、現状の自分が「ちゃんとしてない」と思われる部分があるんだけど、正しく「ちゃんとした」状態を教えてもらえないままその「ちゃんとしろ」だけずっと投げかけられてて、そうなると自分はちゃんとできない人間というバチバチに自尊感情低い子供が出来上がる。害悪以外の何物でもない。
ルッキズム、どうなんだろう。他のご家庭ではどんな感じだったんだろう。思い起こせば、自分の育った環境では、他より少しだけ容姿に触れられることが多かったかな? それもまたよくない。
もうねぇ、しんどいね。哀しいね。