iPadの良さ

thinceller
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僕にとって初めてのiPadはType-C端子が初めて搭載された11インチのProモデルだった。当時は何も考えずノリで購入したものだったが、第二世代Apple Pencilの書き心地は最高だったしKindleの本も前よりよく読むようになった。普段はもっぱらYouTubeを見る端末になってしまっているが、iPhoneのように生活に馴染むデバイスだなと感じる。

昨年M1 iPad Pro 11インチに買い替え、これまでの使い方に加えて中古のiPad用Magic Keyboardも利用した2in1ライクなスタイルで活躍している。12.9インチに比べると画面の領域的にもガッツリとした作業には向かないが、荷物を減らしつつさっとメールに返信したりはたまた本を読んだり、となかなか便利。

この投稿も新潟に向かう新幹線の中でiPadを使って書いている。移動の際の読書や動画鑑賞に最適なデバイスだと思うし、変に仕事モードになりすぎないのも個人的には良い。

AppleがVision Proという空間コンピューティングデバイスをこの世に送り出し、そのクオリティに世間は賑わっている。Vision Proを使用している動画を見るだけでも、パススルー映像の綺麗さや視線と手のジェスチャーによるUIの操作などとてもワクワクさせてくれる。

一方で、その映像を見ながらiPadの良さは「触る」点にあるなぁとも感じた。タッチスクリーンに加えて、筐体に触れたり、Apple Pencilで文字を書いたりと、触感による刺激の種類が多い(なお僕はTouch IDよりFace IDの方が好み)。iPadを使うことで、単純な情報のインプットやアウトプットだけでなくそういった原始的な刺激で何らかの影響を受けているような気がする。

Vision Proが見せてくれているワクワクするような世界が、僕たちの世界に馴染むような形で訪れてくれる未来を待ち侘びつつ、今はしばし自分の指を使っていろんなものを触っておきたいと思う。

@thinceller
ソフトウェアエンジニアです。