
前回のブログで紹介した、年金機構の被保険者数の推移のデータベースと同じように、スタートアップの資金調達速報のページもNotionで作成し、公開しています。
作ろうと思ったきっかけ

課題を解決したかったというよりは、スタートアップのサイトだよという事を強調したいなという考えで、スピーダさんのように資金調達ニュースの機能を作りたいなと考え始めました。

initialさんが公開したこのグラフを見て、気になったのは、調達件数の数でした。2023年の資金調達の件数は2828件です。単純に考えると、365日で割ると、1日で8ぐらいです。
平日にしか、調達のニュースが出ないことを考えても、毎日10件ぐらい更新するだけで網羅ができそうだなと考えました。また、最近のものを表示するということだけを考えれば、今週のものだけを見せるだけでもある程度の価値はあります。なので、単純に考えれば、今日から調達のニュース記事を集めて表示するだけでも意味のあるものは作れるなと考えました。
と、思ったその週末に作り始めて、10時間ぐらいデータを手動で入力しまくって2-3ヶ月くらい前のその日には公開しています。
運用方法
非常にアナログで毎日"資金調達"というキーワードで検索して、資金調達のリリースのものを目視で確認して、ピックして追加しています。

経験上、出てきた記事の中で、10%ぐらいが資金調達の記事となっています。運用は、他に比べるとかなり楽で、毎日10~20分程度で済んでいます。
毎日続けるというのは、大変なように感じますが、慣れてくると歯磨きするのと同じようになります(^^)
しないこと
投資家向けのサイトではないので、評価額などは表示していません。また、資金調達の額が公開されていない場合には、表示していません。
4ヶ月ぐらいで3000億円ほどの資金調達額と合計になっているので、額で考え得ると、80%ぐらいの資金調達を網羅できているのではと推測しています。PR TIMESでリリースしていない残りの20%ぐらいのものは表示していないですが、個人的にはそれでも十分だと考えています。
利用価値

フィルターを使えば、各業界でどんな企業が最近、資金調達を行なっているのかをサクッとチェックできます。
また、大きな資金調達を行なっている企業を絞りたい場合には、調達額のところで10と入力すれば、このように10億円以上の資金調達について絞り込むことができます。

正直なところ、僕はStartupDBやcruncbase、スピーダのような有料の投資家向けの資金調達サイトを使ったことがないので、どれくらい意味のあるものなのかはあまり理解できていません。
それでも、僕のように、そういった有料サイトを有料で使うようなタイプの求職者の方が見れるという点では一定のバリューがあるデータベースになるのではないかなと期待しています。