ご縁があったらまた会いましょう🦩日記

tndr215
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公開:2025/11/12

2025/11/11の日記

7時半に目が覚める。寝つけたのが遅かったので不安だったけれど、予定の時間には起きられた。今日は滋賀に住む幼なじみと豊郷小学校旧校舎群に行く。

家を出る予定時間は9時半。起き抜けにゲームとかいろいろして、結局起き上がったのは8時半をとっくに過ぎていた。想定の範囲内。

朝ごはんを食べたかったのに…と思いつつ、紅茶を淹れてフィナンシェを食べた。バースデーティーパーティをするときに買ったお菓子の生き残りだったが、これも最後。

とりあえず服を着替えてから前髪を切って、髪を結び、紅茶を飲みつつ朝のジャーナリングをする。この時点で9時15分を過ぎていたので、9時半に出るのは諦めた。化粧をするか迷い、結局して、最終ラインの10時前に家を出る。相変わらず時間の使い方が下手くそだ。

「朝は紅茶を淹れて、ジャーナリングをしています✨」なんて言うと、ウワーッ!イシキタカジンだ!!と怖がられそうだ。しかしてその実態は、起き抜けにごろごろしながら「マージマンション」に勤しみ、朝ごはんを食べ損ね、電車の乗り換えを失敗したらどうしよう…😭と焦りながら駅までの道を急ぐ人間でしかない。新大阪での乗り換えが4分しかないことが不安だったが、余裕綽々で乗り換えできた。階段登って隣のホームなんかい。

豊郷小学校旧校舎群とは、アニメ「けいおん!」のモデルになった場所、いわゆる聖地である。滋賀は何度も通り過ぎたことはあるが、目的地として向かったのは初めてだ。近江八幡で幼なじみと無事合流。Twitterでリプライのやり取りくらいはごくたまにしているが、直接会うのは5年ぶりだった。「久しぶり」「うん」くらいでぬるっと再会した。

オムライスを食べに行き、ヒプマイの話をした。再会のきっかけはヒプムビだったからだ。彼女はまだキャラ名を全く覚えておらず、空却さんのことを最後まで「そうぎゃらんBANの人」と呼び続けていた。「名古屋の人たちはみんなラップがうますぎる」とめちゃくちゃ褒めていたのに、名前は覚えていないアンバランスさにおかしみがあった。

彼女の運転で豊郷小学校旧校舎群に向かい、道中でけいおん楽曲を流しながら本当にいい作品だよねという会話をした。

学生時代の、あのかけがえのなさ。もうあの密度で友達と会うことのない儚さ。けれどそれを知らない学生たちのまばゆさ。助手席で、田んぼと家と広い駐車場しかない道(やたらと多い飛び出し小僧も)を眺めながら、彼女が先月ヒプムビの特典を送ってくれるついでに同封していた「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT」のレターセットのことを思い出していた。あれはわたしたちの青春の象徴みたいなもので、高校が離れてからも彼女はよく、教室でそれを回すみたいにあのレターセットでわたしに手紙を送ってくれていた。

豊郷小学校、校舎が見えた時点で「ワーッ!本物だ!」とテンションが上がる。ツルネでもたびたび人々の聖地巡礼写真を拝見していたが、15年以上前から精密にモデル地を描いている京アニに恐れ入る。どこを撮っても「アニメで見た」場所になるのがすごい。

3階の會議室が、アニメでの部室を再現した状態になっている。これらほとんど全て、ファンによる寄贈というのだから…。ティーセットたちの中に、あずにゃんのティーカップもちゃんとある!という気持ちと、ヒェ……こんな大量のウェッジウッド……という戦慄を行き来した。

この日は11月11日、あずにゃんの誕生日である。黒板の落書きにもちゃんと「あずにゃん誕生日おめでとう」の書き込みが。

わたしも、交流ノート的なものに書き残してきた。過去のノートもきちんと保存されており、2009年のものを開くと「あずにゃんぺろぺろ(^ω^)」やら、当時のネットスラングが書かれてた。時代!!この會議室も、校舎の中も、ちらほら人はいたけれど、ほとんど外国籍の人だったようだ。交流ノートも、近年は日本語以外で書かれているものが多かった。

会議室を後にして階段の手すりにあるウサギとカメのモニュメントをあちこち撮り、アクスタ撮りをしていたら、そんな外国人観光客の男性に「あ、それお姉さんの?ここのグッズじゃない?」と流暢な日本語で話しかけられた。手すりの部分に置いて撮影していたから、備え付けのものだと思ったらしい。「そうだよー」と軽く返事をして、せっかくなのでアクスタを貸してあげた。

そのあと講堂に行き、戻りしなにまたその彼と出会う。英語圏のオタクが聖地巡礼動画を上げているらしく「これってどこだろう?」と尋ねられたので、とりあえず3階會議室に連れて行ってあげる。以前もここに来たことがあった幼なじみは「昔はここに寄贈されたグッズが置いてあったのに、ないなぁ」と言っていたが、校舎から出た左側の建物にグッズ類は全て展示されていた。

圧巻。壮観。どうやらここには「これまでに発売されたけいおんのフィギュア類」が全て展示されていたらしい。もはや博物館だった。

そんな中、彼……ドン・フリ(ニックネーム)も一緒にグッズ類を見学した。彼がメキシコ系アメリカ人であること、オンラインで日本語のレッスンを受けており、数週間前に日本に来たこと、日本までは1人で来て、同じレッスンを受けている各国の仲間たちや日本語の先生たちと集まって、いろいろと観光をしてきたことなどを聞いた。そしてわたしたちはリアルタイムでけいおんのアニメを見ていたことと、ふたりの関係は「幼なじみ」と説明したところ「子どものころから友だち」という意味が通じ、笑った。海外でも日本のアニメが好きなオタクなら絶対「幼なじみ」と「先輩」が通じると思ったが、マジだった。

彼は他にもぼっちざろっくも好きで、ギターを弾いており、挫折があったがけいおんの唯ちゃんに出会ったことでまたギターを楽しんでいるという。だから一昨日くらいから自由行動になり、わざわざ豊郷まで来たらしい。アニメの力、すごすぎる…。

このあとわたしと幼なじみはケーキを食べに行く予定だったのだが、突然彼女がフリに「よかったら一緒に行かない?」と言い出した。マジか??別に嫌とかはなかったが、自分にはない選択肢すぎてビビった。彼もびっくりしていたが、一緒に彼女の車に乗って日牟禮(ひむれ)八幡宮まで行く。

けいおん楽曲をかけながら、のどかに広がる田んぼ道を走った。彼は普段カリフォルニアに住んでおり、アメリカには四季がないことを話していた。それに、人生初の「田んぼ道を車で走る」を経験していた。途中、冗談として「僕、誘拐されてない?」「メキシコだったら、知らない人の車に乗ったら誘拐されるか●される」と言っていた。本当に、それはそう。逆の立場で考えるとわたしたちは完全に不審者だっだが、誘拐犯はカーステレオの音楽に合わせて「わたしの恋はホッチキス」を歌わないだろう。

本当だったらクラブハリエでケーキを食べる予定だったが、カフェスペースが今日はお休みだった。向かいのたねやでつぶら餅と小豆茶をいただく。

そのあと八幡堀を探索し、幼なじみに再び近江八幡駅まで送ってもらった。彼女とはここでお別れ。駅からフリが京都で降りるまで、1時間くらいぽつぽつと話した。

この数週間の思い出として、彼が東京や江ノ島、奈良、広島の宮島にも行ったというのをいくつか写真を見せてもらった。すげえ移動してる。

幼なじみとフリは鬼滅の刃やチェンソーマンの話もして盛り上がっていたが、いかんせんわたしは流行りものを全く見ていない。「ホロライブは?」「好きな日本のアーティスト、いる?」と話題を振ってくれるが、話は弾まない。申し訳ない。思い返せば今年、マジでヒプノシスマイクばっかりだったな…ということで「最近はヒプノシスマイクしか聞いてない」と、公式サイトを見せた。ラッププロジェクトで、声優さんがラップしてるんだよ。と説明したが、知らないようだった。

わたしって本当に興味の幅が狭いな…と思っていたが、突然「さっきの…ヤマダイチロウ…?」と問われる。なんと彼の友達が山田一郎のオタクだった。インスタのリールかな?その子がぬい撮りしてる動画を見せてもらい、爆笑。わたしの持っていた帝統くんのぬいや、スマホに入れていた空却さんのステッカーを「友達に見せたい」と撮影した。

「日本に来て、最初はたくさんの仲間たちと行動していたけど、1人になってからはすごく寂しかった。ラテン系は知らない人にでも挨拶もするし、すぐ話しかけるけど、日本ではそれはダメって聞いてたから、こうやって話せて嬉しかった。ありがとう。ご縁があったらまた会いましょう」

と言って、最後にハイタッチして、彼は京都で降りて行った。

ご縁があったらまた会いましょう。なんて美しい日本語を学んでいるんだ…と感動した。過去、オタクの現場で「名前を聞くほどでもないけどお世話になった、感謝したい人」と出会ったとき、別れ際になんと言えばいいのかわからなかったけれど、そう言えばよかったんだ。これからの人生、またそういう場があったらわたしもそう言うことにしよう。ちなみにフリとはインスタのアカウントを交換した。

幼なじみが滋賀に住んでいたことも、既婚者になっていたこともわたしはつい最近まで知らなかった。電車の中、話の流れで「彼女教えてくれなくて、知らなかったんだよ」と言ったらフリは「えー?!それ本当に友達なの?!」と驚いていた。確かに「言ってくれよ」の気持ちはあったが、「そんなの友達じゃない!」とは微塵も思っていない自分に気づき、不思議なもんだなと思う。直接会うのは5年ぶりだし、既婚者になっていたことも移住していたことも一切知らなかったけど、わたしは彼女のことを「友達である」と自認し続けていた。彼女は相変わらず車の運転が下手で、わたしはTwitterとリアルのテンションが変わらなくて、ふたりとも中学の頃からずっとかわいいお洋服が好きだ。

リアルな幼なじみって、そんなもんかな。でも同時に、わたしには会っても会わなくても同じ強度で「友達」だと信じられる幼なじみがいるんだなって実感できたのは、よかった。

そのあとは帰りしなにスーパーに寄ってお惣菜を買い、帰った。お風呂で読書をし、忘れないうちに書きたい!と思ってこの日記を書いて、寝た。

この日記は今読んでいる、古賀及子『私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている』を参考に起きてから寝るまでを書いてみたが、出来事が濃過ぎてかなり長くなった。

@tndr215
なまえ・ジャンル:ふらみんちゃん(17)ところにより天瀬ちゃん インターネット17歳をしています おしゃべり大好きオタクsizu.me/tndr215/posts/5insomdbriwu