テルミンとわたし

tnk4on
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  • 2024-01-08ななめ読み

  • 竹内正実 著

  • 四六判変型上製

  • 268ページ

この本を読もうと思ったきっかけはただ一つ、マトリョミンの誕生に関する部分がどう書かれているか確認したかったからだ。その結果は望ましい記述ではなかった。ただしそれはこれまでの著者のサイトなどを見れば読む前から予想できたことだし驚きや落胆はないが、やはりそうなんだという事実を確認できた。自分は当事者ではないが当時はかなり近くにいたのは事実だし、おそらくその当時のことを今後も忘れることはない。自分は著者とは違う人生を歩む人間だが、自分は自分に誠実でありたいとあらためてそう思った。

[内容メモ]電子楽器テルミンの日本での第一人者である著者の四半世紀の歩みを振り返った本。マトリョミンの開発の背景やマトリョミンの演奏に関する解説もあり。

出版社サイト:https://www.kousakusha.co.jp/BOOK/ISBN978-4-87502-537-5.html

@tnk4on
音とテクノロジーが重なる領域が好物のデジタルクリエイター。 大阪芸術大学音楽学科音楽工学コース卒業。音・音楽作品の創作を行う。 レッドハット株式会社所属(投稿の内容は個人の見解であり、所属する組織や団体を代表するものではありません) ウェブサイト:tnk4on.github.io