先週、半年に一回行う日用品のまとめ買いを行った。
洗剤やら、シャンプーやらといったものを「帰りにドラッグストアで買う」ことができない。覚えていられないのだ。
頻繁にドラッグストアにいかなければいけないのも面倒だ。
それで、ある程度は銘柄を決めて、半年分ロハコでまとめ買いをする。
賢しらにまとめ買いのメリットを書いた。
しかし、告白すると、わたくしのまとめ買いは趣味である。家庭の運営を円滑に進めようとか、日用品がなくなるとみんな困るよなとかぜんぜん思ってない。楽しいからやっている。
「まとめ買いさせていただいております」とへりくだるべきであろう。
昔からリストが好きだ。そして、リストによって日用品を管理するのが好きである。
あんまり日用品をリストで管理するのが好きだ好きだと言っているので、勤める先々で資材倉庫や機器の管理を任される。
まあ、やるのだが(わりと楽しい)、実をいうとべつに倉庫や機器の管理をやりたいわけではない。
なぜかというと、倉庫にあるものや機器は同じ規格ではないからだ。
たとえば同じ家にあるものでも、日用品のリストを作成するのは楽しいが、夥しいジャンル・サイズの書籍類をリストで管理しようとは思わない。
上着・ボトム・靴などさまざまな服や、裁縫・刺繍・電子工作など積んでいるさまざまなキットや、ケチャップ・しょうが・冷凍餃子と言った冷蔵庫にあるものたちのリストを作ったりはしない。
もちろん勝手にシステムが作ったリストは大好きである(わたしは「読書メーターのリストを見る」ことに年間5時間は費やしていると思う)。
しかし、自分でリストを作るにあたっては、そしてものを並べるにあたっては、同じものをいくつか並べたいのだ。
シャンプーを3つ買って整列させ、その隣にコンディショナーを3つ買って整列させ、さらにその隣にボディーソープを3つ買って整列させたいのである
(そして、リストにシャンプー3、コンディショナー3、ボディーソープ3と書きたいのである)。
スティーブ・ジョブスは同じ服を何セットか買って着回していたと聞くが、この管理を任されていたら最高だったろうなと思う。
トップス7、ボトムス7、靴下7。毎週末7セットの服を点検し、リストにチェックを入れる。
古びているもの等はリストに三角をつけて、勝手に(そんなことをしていいのか?)繕ったりしてクローゼットに戻す。綺麗にずらりと並ぶ服。
楽しい……。想像したら最高に楽しいが、同時になんでわたしが他人の服の管理をしなきゃいけないんだ?と怒りもふつふつと湧いてくる(逆ギレ)。
すみません、やっぱりできません。
"My favorite things"は映画「サウンド・オブ・ミュージック」に登場する美しく楽しい曲である。
雷におびえる子供に、楽しいことを考えましょう、と歌ってあげる歌であり、その名の通り、主人公である家庭教師の好きなものの羅列だ。
Raindrops on roses and whiskers on kittens
Bright copper kettles and warm woolen mittens
Brown paper packages tied up with strings
These are a few of my favorite things
...
When the dog bites
When the bee stings
When I’m feeling sad
I simply remember my favorite things
And then I don’t feel so bad
ああなんて素敵なんだろう、この世にはなんて美しいものがたくさんあるんだろう、と思うと同時に、わたしが注目したいのは「Brown paper packages tied up with strings(紐でくくった茶色い小包)」である。
これはもちろん、プレゼントや届いたものを開ける前のわくわく、一体何が入っているのかしら、というあの気持ち、の比喩であろう。
しかし、紐でくくった茶色い小包と言われるとどうしても、彼らをたくさん整列させるところを想像してしまう。
チェリーオークの陳列棚に、1列3個くらいで茶色い小包を並べるのだ。棚はまあ100 cmくらいで、奥行きは50 cmくらい。3列くらい正方形の茶色い小包を並べて、そしてリストにこう書く。
「茶色い小包: 9 ☑」
本日も、小包を並べさせていただいております!