GW期間中は新幹線(のぞみ)が全席指定。いつも「この時間までに乗れたらいい」とざっくばらんな予定を立てて、来た便に乗る自由席愛好家の私にとっては指定席は緊張感が高い。絶対に遅れることができないから。自由席がないということは、乗り遅れたらもうその切符は無効なんでしょう?多分。片道分約7000円でも私には大金。(しかも今月はまじでお金がないし)絶対に乗り遅れることはできない。
そう自分にプレッシャーをかけていたせいで、数日前には新幹線に乗り遅れる夢を見た。メンタル弱ぁ…。
当日朝、無事に起床しメイクをして、この時間の在来線に乗るぞと決めていたちょうどいい時間に家を出ることができた。新幹線の乗換駅に着く時間も少し余裕を持たせたのでばっちり。30分ほど余裕がある。どうしよう、朝食を食べていないからミスドで待とうかな…席も空いてるな…と思いつつ一度お店の前を通り過ぎ、新幹線乗換の改札まで行ってUターン。しかしさっきお店の前を通ってから1分も経っていないのに、先程はなかったレジ待ちの行列ができていた。30分もある、しかし30分しかない、そう思うとミスドで過ごすことは諦めた。改札を通り、改札内にあるドトールを覗いてみた。ここはいつも混んでいるから、このGW期間中なんてもっと混んでいるだろうなとは思った。行列の長さを見て瞬時に諦めた。
待合室も混み気味。何か珈琲っぽいものを飲みたい。あればお腹が膨れない程度に軽く食べられるものも口にしたい。新幹線に乗ればほんの30分ちょっとで目的地に着くので、できれば駅の時点で飲み食いしたかった。全てを早め早めに行動したいGW、昼食を含めて現地到着後の食事スケジュールも立てていた。
ふとお土産売場にあった地元の牧場の商品を扱ったコーナーが目についた。ひとり、そこから何かを取っていく。見ると、牛乳、カフェラテ、ヨーグルトの3種類があった。量も少なめでお腹が膨れるほどではない、これだと思ってカフェラテを買う。食べ物はどうしようか、カフェラテなら(牛乳が入っているからか)まあまあお腹は膨れるけど…と思いつつ辺りを眺めると八天堂があった。なんだか心が動いた。お金がないとか言う割に贅沢をしている気もしたけれど、旅行中の食事についてはまあまあの予算を想定しているので。
結果、コンコースの待合室もホームにある待合室も混んでいたため、ホームのベンチでいただいた。階段やエスカレーター近くのベンチはどこも埋まっていたけれど、指定された座席のある車両が端の方だったからその辺りまで行くとベンチも空いていたのだ。ベンチで飲み物を飲む人はいるけれどあまり食べ物を食べる人はいないよな(大抵は新幹線に乗ってから食べるよな)、と違和感を感じつつもくりーむパンを頬張った。やっぱり八天堂は美味しいな。牧場のとれたて牛乳を使ったカフェラテも美味しかった。市販の缶やペットボトル入りのカフェラテが苦手なのだけど、牛乳屋さんのカフェラテは飲める。白バラコーヒーとか小岩井乳業とか。
(乾燥しまくった荒れ地のような醜い手や爪で失礼します。)
中篇に続く。
後篇じゃないのかよ。いや、多分この調子だとかなり長くなりそうだから三つに分ける。簡潔な文章で要点だけ押さえて面白い文章が書ける人に憧れるけれど、ここではそういうのは考えないようにしてる。書きたいことを書きたいだけ書く。