あまいとしょっぱい

トオ
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心が晴れないときはおいしいもののことを考えようか。

GWの日帰り旅(と言っていいのか…近いし)で買ってきたおやつがおいしくて癒し。毎日ではないけどひとつずつ食べている。

ふだん近場にはないシャトレーゼで、行ったら買いたいと思っていたもの。

「北海道産バターどらやき」

あんことバターの組み合わせが大好きなので、ネットの記事で見てからものすごく気になっていた。(余談だけどあんこと生クリームの組み合わせも大好き)それにしてもこのパッケージだと「どらやきバター」なのかなって思うのは私だけだろうか。

期待を裏切らないおいしさだった。ふわふわの生地、甘いけど甘すぎないあんこ、そして塩味の効いたバター。三位一体とはこのこと。つぶあんだから、たまに大きめの粒と歯が出会うと喜びがあふれる。

元はこしあん派だったけれど、今はこしあんもつぶあんも好き。両方好きになったら喜びや楽しさが二倍。


今月末で閉店するという、地元で長く愛されてきた洋菓子店ロマランの焼菓子。最初で最後になってしまった。でも行けて良かった。

「操山マドレーヌ」

マドレーヌって二種類あるよね。貝殻の形の型で焼いた、小振りのしっとりとしたレモンの味がすることが多いもの。紙のカップ型に入れて焼いた、ちょっと大きくてふわふわとしたほんのり甘い素朴な味のもの。

紙の型からはがすのが面倒だとか、型に生地がこびりついてもったいない気持ちになるとか、そういうのがあって前者の方が好きではあるけど。隠れた名品は後者に多い気がする。

主張が強くないやさしい味と食感が、疲れた心に沁みた。

「操山」って学校名になると「そうざん」と読むのに、山の名前では「みさおやま」だったなぁと思い出す。ずっと忘れていた読み方。やわらかくて素敵な響き。


「塩バターブッセ」

お店に入ったときに、カゴいっぱいにこれを入れているひとがいた。そんなにおいしいのか、お店の名物商品なのかなと思って買ってみた。すべての焼菓子を買うことは出来ないので、心の琴線に触れたもの中心に買ったわたし的焼菓子選抜メンバー。

表面サクッ、中ふわっの生地の素朴なやさしさ。なかなかたどり着かないバター、ずいぶんとひかえめな量だな…?と思ったけれど食べて納得。少量でも口いっぱいに広がる濃い塩バター味!ときめいて心が溶けた。

お供の珈琲を入れているのは、いつぞやに買ったスターバックスのハロウィンの時の猫マグカップ。最近ひさしぶりに使ってる。黒い子と白い子がいて、スタッキングできる仕様。黒猫が好きだからつい黒い子の出番が増えがち。縦に並べたら黒猫がブッセをおねだりしてるみたいでかわいい。

「な~ん」

「ごめんね、これはわたしのおやつだよ」

@toh
思ったこと と あったこと。