マキシマリストとか好きな物とか

TOI
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マキシマリスト

「ミニマリスト」の対となる「マキシマリスト」という言葉があるらしいです。ざっくり言えば「ミニマリスト」は極力物を持たない人を指し、「マキリマリスト」は好きな物に囲まれている人を指すようです。

自分はどちらかというと「マキシマリスト」の傾向があります。自由に使えるお金が増えたあたりからゲームや漫画を大人買いするようになりました。

一方で、自室が広くないため物をあまり置けなかったり、そもそも身の回りに物が多いと集中して作業が出来ないので、物は極力減らしたいとも考えています。

好きな物に囲まれたいけど、物理的には囲まれたくないという感じです。

好きな物を電子化して電子空間で囲まれたい

2010年あたりに個人で書籍を電子化するのが流行り、自分もその流行りに乗って機材を揃えて手持ちの本を700冊スキャンしました。

最初のうちは自分の中にある「本を処分したくない気持ち」と「理想的な作業環境を作りたい気持ち」がせめぎ合い、何度も挫折しかけました。現在は買ってきた本をその日のうちに切るくらいの冷酷無情な断裁人となっています。

PCを開くとこんな感じで好きな漫画を一望できるので、自分の「マキシマリスト」的な欲求は満たされます。

ゲームについても、「レトロフリーク」や「Polymega」といった互換機を購入しゲームソフトをインストールしているため、場所を取らずに済んでいます。

好きな物に囲まれたい理由

生まれてから30年以上、色々な理由で好きな物を買う余裕がなかったので、ある程度余裕が出てきた今、30年間の我慢を全開放して気の済むまで買い物をしました。子供の頃に抱いていた夢を大人になった自分が叶えたような感覚がありました。

好きな物を買えるようになるまでは生きるだけで精一杯で、気持ちにも余裕がありませんでした。

そんな余裕がない時代に細々と個人ブログで日記を書いていたのですが、まあ内容が酷いものでして、「鬱日記」だったり「何かを腐す記事」だったり、読む人に悪い影響を与えるようなものをたくさん生み出していました。最近ようやく気持ちに余裕が出てきたものの、長きに渡って自分に定着した"負の様式"が中々抜けきらないでいます。

そんな中、ツギハギ漂流作家という漫画のセリフに目が留まりました。

何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!!!

そうして自分は、何が好きかを語れるようになるために、好きな物に囲まれたいと考えるようになったのでした。