ちょっと前に手伝っていた、システム受託開発の会社での話。
その会社で、クライアント企業から開発案件は受注して、要件定義をしてベトナムの会社に開発を外注(いわゆるオフショア)して、もろもろチェックしてクライアントに納品するみたいな開発フローだったと思う。
ぼくは、そこで外部パートナーとして要件定義する際に技術調査・選定などを担当していました。
たとえば、決済機能をつけたいときに、Stripeの仕様について調査して、この機能を使えば、こんなことができるみたいなことをドキュメントにまとめたりしていた。
また、AWS上でのアーキテクチャ設計などもやった。
StripeにしろAWSにしろ、事前に多少知識があったので、そんなに手探りで進めたというよりは、知っている知見をどうわかりやすく伝えるかって部分に集中した。
その時の仕事は、ぼくとしては結構楽しかったし、出した成果に対してありがたがられた(たぶん)。
お手伝いしていたシステム受託開発の会社が、(優秀な方は多かったが)技術の各論に詳しい方が少なかったのは大きいと思うが、自分の知見が人の役に立つって実感が持ててよかったなと思う。しかも、お金をもらいながら。
この原体験が、「テック領域の知見を売買できる」っていうYardのコンセプトのヒントになったなと思う。
テック領域の知見の非対称性みたいなものは、まだまだあるし、それを繋ぐサービスにニーズはあるはずって思えるキッカケになった。