なんとなく、メギドはファンタジーの皮をかぶったSFだと感じているし、まほやくは普通にファンタジーだと思っている。ファイナルなファンタジーはファンタジー要素もSF要素も結構ある何か。
SFかファンタジーかのジャンル分けは難しい。ここでは私個人が何にSFっぽさを感じ、何にファンタジーっぽさを感じるのか考えてみたい。
とりあえず単語。
魔法はファンタジーっぽい。奇跡もまぁそうかな。精霊、妖精、エルフ、ドワーフはファンタジーっぽい。神は魔法とかに関与してればファンタジーっぽいけどまぁ現代ものでも使うので単体では何っぽくもないな。天使や悪魔も実体があればファンタジーっぽいけど概念だけなら何っぽくもない。教団はちょっとSFっぽい(現代カルトとかもあるが)。でも召喚はファンタジーっぽいね。
ドラゴンはファンタジーっぽい。竜種。Fateかな? モンスター。まぁファンタジー。巨大生物。微妙になってきた。異生物。ちょっとSF感出てきた。異星人まで行けば完全にSFですね。
王国はちょっとファンタジー感ある(もちろん現代にもあるけど)。ファンタジーよりは帝国はちょい前の史実感かなぁ。ほんのちょっとSFみもある(多分ファイナルなファンタジーやスターウォーズのせいだろう)。
装置、兵器、銃、カメラ、機械辺りはファンタジーっぽさは皆無だがファンタジーにも出てこないとは限らない。魔法とか魔導とか付ければ逆にガンガン出てくる(それを付ける操作が必要とも言える)。SFっぽさはそんなになくニュートラル。コンピュータは昔はちょっとSFみあったけど現代にもありふれているので今はニュートラルかな。でも魔法とか魔導とかは付けにくい単語な気がする?
古代遺跡。ファンタジー。古代文明。まぁファンタジー(現代ものでも概念は出てきそう)。異文明。ちょっとSFっぽい。異星はSF。異世界はファンタジー。
宇宙はSFっぽい。星や星空、星座はニュートラル。宿命の星とかだとちょっとファンタジーみというか、物語感が出てくる。
こういうときにこれは明らかにこっちだろうというのを念頭に置きつつ境界線を探っていく思考実験がそこそこ好きだ。一般的な単語の意味や使われ方なら調べる必要があるけれど、自分にとってのそれを考えるのは無責任に楽しいし、自分を探る作業でもある。世界を知ることは自分を知ること、というようなことをムル・ハート(まほやく)が言っていたような気がするけれど、その簡易版のような行為。
創作にもそれはちょっとある。作品に作者が(作者の好みが、ではない。伝われ)透けて見えるような作品は書く側としても享受する側としてもあまり好きではないけれど、書いているときに「あ、この部分あれに影響されてるな」と自覚するのはなかなか面白い。それはたとえばまほやくのムルの言葉だったりメギドの碑だったり空の境界の俯瞰だったりサイハテの救世主のファンだったりサクラダリセットの魔女だったり大学時代の友人の雑談だったりする。