年齢というものにはいかなる時も悩まされるもので。体の変化とか、世間体とか、将来のこととか。あれこれ考え出すと焦りや後悔、不安が湧き出てきて、それだけでなんだかもうどっと疲れてしまう。
そんなマイナスな思考を振り払いながらもどうにかこうにか生きている日々。心は然程変わったつもりはないけれど自分もアラサーなのかあ、なんて最近ふと実感して。じゃあシンプルにどうしたい、と改めて今後について問いかけてみた。
私は人生を楽しく生きたい。これに限る。
元来、自己肯定感が底辺を行く自分はもれなく隠キャとなり日陰の場所を歩いてきた。アラサーとなった現在も未だ過剰に他人の目が気になるし、行動の一つひとつに勇気を要する。そのくせ調子には乗るから一人反省会を毎日行なっている。こんな自分が人生を楽しく生きるためには。
——そうだ、”好き“を増やそう。できるだけたくさん、数えきれないほどに。好きなものに囲まれた人生なら楽しくないわけがない!
無理やりプラスにした思考でそう絞り出した答えはまあそれなりに悪くないのではないか、なんて、珍しく自身を肯定してみる。
自己肯定感が低いこの性格の原因は単純に、自分に自信が無いからに他ならない。よって「好きなものを好きだと自信を持って言う」という一見簡単そうなことも、しかし私にとってはなかなかに勇気が必要なことだったりする。
だからこれを機に今一度綴ってみようと思うのだ。物であれ、場所であれ、勿論自分も含めて。心がわくわくするものを綴ることで、自分の中の”好き“という気持ちを確かなものにしたい。そうすれば好きなものを好きだと気兼ねなく声を大にして言えるだろうから。
そんなわけで、前置きが長くなったけれどここには好きなものを無造作に綴っていきたいと思う。要するにただの日記である。