常に白黒はっきり見せる必要はないけど、判定することから逃げちゃダメだよね

toksato
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とかく、人と人は揉めるもので。

よくもまあそんなに揉められますねえ、というほどには。まあ、僕も決して他人事ではないですけどね。

で、仕事にせよプライベートにせよ、人間同士が揉めることはあり、だいたいは価値観の違いであったり、お互いの役割を明確にしていなかったり。もしくは、役割ははっきりしているのだが、その役割に対する細かいタスク認識が甘かったりなど。

ただ、実はパターンは2つしかないんですよね。

  • やるべき範囲が明確でなかった

  • やるべき範囲は明確だったが、当人ができなかった(忘れていた、認識が甘かった、やりたくなかった)

基本的にはこの2つしかない。前者なら「じゃあ次からはこうしようね」で終わり。決まってないのだから決めれば良いし、決まってない以上、誰の責任でもない。

後者なら、当人に責任を求めなければならない。無論、そこには「これはあなたの仕事だよ」という上司なりプロジェクトマネージャーなりの伝達が足りなかったのかもしれない。そうなのであれば、そこを改善すればいい。そしてこの場合、当事者間で揉めた「もう一人」の方に責任はない。だって、その人の役割ではなかったのだから。

管理職にせよ、間に入って仲裁する人にしても、これができない人がいるんですよね。

「まあまあ、仲良くよしなにやろうよ」

しか言わない。さらにひどいと文句を言う人の方を一方的に「文句を言って輪を乱す悪い奴」と認定したりして。

少なくとも「管理職」という人は、組織の正義に沿って、ときに厳しいことを言わなければならないのに、その意識が無かったりする。

それって言うのは結局のところ、その管理職の「迷惑」に基づいて判断をしてたりするんですよね。だから、最も職務怠慢をしているのが自分だと気づかない。一番チームの関係を拗らせてるのは自分なのですけどねぇ。

なんでもかんでも白黒ハッキリつけて、それを当人たちに見せて、必ずどちらかを断罪をする必要は無いと思うんです。

だけど、誰に、どのように、どれだけ伝えるかを考えるにせよ、その根底には「白黒ハッキリさせる思考」は必要だと思います。それを本人にそのまま伝えるかはまた別の話として。

こういう思考が必要だと思うんですよね。

「今回の件でいえば、Bさんがここまでやるべきで、Cさんはそれをハッキリ伝えるべき。それがあるべき姿だな。だけど、伝え方は変えた方がいいな」

考え、判断し、「白黒を判定する」ことから逃げちゃダメだよなと思います。

@toksato
事業会社勤務のWebディレクター(元制作会社勤務)。Web業界から専門学校の先生に。そしてまたWeb現場に戻った「むめいWebディレクター」。フロンターレサポ。 ブログ書いてます → toksato.hatenablog.com 質問募集 → querie.me/user/toksato