ReactとVueを比較する機会があって、個人的に一番大きな違いだと感じたのは、Reactは処理をJavaScriptに寄せることで、Virtual DOM、Separation of Concerns、Hooks、Memoizationのような様々なプログラミングパラダイムを理解する必要が比較的多く、アカデミックで学んでいるような楽しさを感じるが、Vueは開発で難しい概念は比較的出てこないので、開発生産性の高さを感じる。
使っていくとどちらもただの方言の違いくらいしかないと感じるので、どちらが良いということではなく、どちらのライブラリもシェアが高いので技術のダイバーシティ的には技術選定としてはどちらにも投資しておくことは重要で、技術スタックとしてReactだVueだと議論するよりも、アクセシビリティ、テスト、パフォーマンス、セキュリティ等のプロダクト品質をどうするか、Lintやフォーマッター等のコード品質をどうするか、どのように開発し、どのようなフローでCI/CD環境を構築するか等の大きな括りでの技術標準をきちんと定めることがより重要だなと感じた、今日このごろ。
(もちろん、この２つのライブラリ以外の新しい概念を持ったライブラリがそろそろ盛り上がっていってもいいのかなと個人的に期待したい)