フォーカシングで感受性の手触りを思い出すなど。

トム
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自分の内側からことばが出てきにくいタイプ。

という指摘を受け、スキルとしての取得が可能なのかはわからないがトレーニングをはじめてみることにした。

初手は「フォーカシング」である。これは自分の身体に注意を向けるということをする。自分の身体の部分や全体に注意を向け「感じ」を感じるということをするのだが、これがまったくわからない。

どんな感じかと問われると、困る。「その感じ」を確かめるだけでよいのだが、困る。

禁止のストッパーがあって、自分の中枢に信号を送ることが禁じられているような感じがする。

いや、違う。わたしは適切なことばを探している。いや、それも違う。そもそも自分の中に浮かんできたことを信じておらず、最初からなかったことにしようとする。

感じたこと、思ったことを信用しなくなったのはいつからだっただろうか。

頭で先に捉え、処理し、正しいことを言わなければならないということが先行している。

自分の胸の中に注意を向けている時、そんなことを思った。

そうすると立ち現れてきたイメージは、すっからかんで胸の中が空洞で、なにもときめくものもワクワクするものも入っていないガランドウな感じ。であった。

おそらくこれでよいのだと思ったとき、しばらく前に歩みの中で置いてこざるをえなかった、感受性の手ざわりを思い出した。

@tomcat
トムです。自分のあいまいで見通しの悪いこころのために文章を書きます。