2000年代前半のエッセイを読んでいる。2000年代なんていうのはまだ自分の中では地続きで、もはや遠く離れてしまった過去だとは思っていなかった。しかし、読んでみると世の中の状態とか、気候がいまとは全然違う。切り取られた世界は、当時そのままを表す写真のようにそこに残っている。もう今の時代に、この文章は書けないだろう。そう思うと、とても貴重なものだと思えてきた。トムトムです。自分のあいまいで見通しの悪いこころのために文章を書きます。