正月も休まずバリバリ活動するつもりだったが、すっかり寝込んでいた。
熱を出してよかったと思っている。年末も不安障害の症状がひどくて家から出るために何度も何度も確認行為が必要でいつまで経っても外に出られない日が一度あったり、覚悟を決めないと外出できないということがあったが、発熱による強制リセットで今は久方ぶりの穏やかさをとりもどしている。熱を出さなければ今も不安にもみくちゃにされヒーヒー言っていたと思う。
熱を出している間、不安なことを考えられないという脳の状態に感動した。わかってはいたがやはり不安は自分の脳が作り出すのだな、と納得した。
燃えさかる火の壁の向こうあるいは蜃気楼の中に脳があり、脳に直接作用してフル回転させないと物事は考えられない。ところがいろんな障害の幻影があるので近づけない。何も考えられない。フフフとなって穏やかに寝るほかなかった。節々は痛いが、何も考えられないことがこんなに幸せだとは思わなかった。