ハイパーインフルエンザデイズ4日目。正確には医者にかかる前にも37.6度くらいは出ていたので、5日目。こんなに治らないことないだろ、ってくらい治らない。
長らくお風呂に入れていない。これがじわじわと、しかし着実に精神を蝕んでいる感じがある。僕は普段、マジでお風呂に入る。MOH。それなのに体はベタつくし頭はカサカサだしで、これが結構つらい。シャワーを浴びられるほどの体力もないし、仕方ないと思って寝ていくしかない……。
ただ、いいこともあった。夢に怪獣が出てきたのだ。そんでこれ以降、この話しかしません。
そのとき僕はアメリカにいた。アメリカに行ったことがないので、僕の中のイメージは完全にウルトラマンの劇場版で出てくる安いセットの「ほぼ日本だ……」みたいなアメリカしかない。夢の中の都会。
そこに、ゴルザが出てきた。
これがゴルザさんですね。
「本物」じゃないことはわかった。ホログラムや映像の類だと。しかしそれでも、そのゴルザは異常なほどリアルだった。手を振ってビルをウエハースみたいに破壊するし、火炎弾を吐いて別の建物を壊す。
別の怪獣も出てきた。ケムール人もいたし、ゴモラも出てきた。そのあと小さいゴモラも出てきた。おそらく家族だったんだろう。そのあとは、ウルトラマンダイナの存在しない回の映像も頭の中に出てきて、知らない怪獣とダイナが戦っていた。大阪城が出てきていた。
本当に楽しかった!!!!! 未だかつてない最高の夢だったんですよ!!!!!
「現実世界で怪獣を見る」というのが、僕の夢だ。なんかしらのMRとかそういう技術で、生身のまま怪獣を見てみたい。それが本当に夢だったんだけど……夢の中だと、「これは現実だ」って思ってたから。つまり、一瞬だけだけど、叶った!!!
うれしーーーー!!!!!!!!!
おそらく、高熱で寝込んでいたり、久しぶりにY1000を飲んだりしたことが原因なんだと思う。どちらも悪夢を見やすくなる要素だ。ただ、この悪夢は、僕にとってかなり「幸い」だった。怪獣が出てきて怖かったし、全力で逃げ惑いもしたけど……その最中、たしかに僕は、かれらの巨大さとカッコよさに魅了されていた。
こういうことが、たまにある。セントジョーンズワートを呑んでいた時期も、「小さい女の子と知り合って、でもその子がなんらかの理由でいなくなってしまう悪夢」をよく見ていた。感覚的にはつらかった。でも、その辛さを摂取して感傷に浸りたい自分も、間違いなく存在していた。
まとまりのない文章になってしまったけど、要は「本当に嬉しかった」という話で、それ以上でも以下でもない。狙って見にいけるような夢でもないだろうから、「ごほうび」と捉えて大事にするしかない。神様を信じそうになるぜ。
たとえるならガノタにとっての「一度はガンダムに乗ってみたい」、ポケオタにとっての「一度はポケモンと一緒に暮らしてみたい」と同じようなもの、だと思う。思い出すだけで嬉しい。
日付感覚も怪しい非日常にある中で、夢の中ではもっと異常な出来事に遭遇できた。それがとても嬉しかったです。そういう憧れの対象、ありますか? 飯食って寝ます。感想ください22。