しずかなインターネットのコンセプトはなんというか嫌いで、「Twitterやnoteのようにいそがしい場所ではありません」っていうのが、なんか失礼じゃないかなーと思う。サービスとしてはTwitterやnoteのカウンターなんだから、つまりこれらがなければこのサービスも生まれなかったはずで、カウンター先へのリスペクトもないといけないんじゃないかな! って気持ち。
だからしずかなインターネットって名前も好きじゃないし、「しずかなインターネットユーザー」という名前とゆるやかなフォント・読みやすい改行システムで、自己が漂白、濾過されていき、なにか大きなものへの同化を推奨していく感じも気持ち悪いと思うし、しずかなインターネットを使っている人の「しずかなインターネットを使っている性」のこともうっすら嫌いだ。だからつまり僕は僕のこういうところがきらいなのだ。
ほかには、やす子さんが好きじゃない。いや、正確には、やす子さんを持ち上げる風潮が好きじゃない。年末年始で、彼女は2023年の顔として様々な番組に起用されたけれど、そのほとんどで、やす子さんは「あまりにも忙しくてひとつひとつの番組に集中できてない」みたいな態度だった。まぁたいへんなんだろうけど、そんなにたいへんなら、やっぱりそんな多くの仕事を受けちゃいけないのだ。受けた時点で言い訳の余地はなく、求められている仕事をやり遂げなくちゃいけない。そうじゃなければ休むべきだ。でもここ最近のやす子さんは「忙しすぎていつも大変」なことが求められているキャラクターになってて、あまりにも不健全だった。
インターネットの悪意に晒されても健気にがんばってますみたいな唯一善、然とした振る舞いが苦手だし、「今日全然うまくいかないけど全部気圧のせいにしちゃおう♪」みたいなツイートをしているのを見たときは、そんなこと言わないでほしいと思った。明らかに一般人よりも忙しくて大変である自覚を持っている人が、普通のひとの言い訳に近寄っていくのはどうなんだ、という感覚がある。はやくふつうの人になってほしい。美しくなくても天真爛漫でけなげな人が「逆に」可愛い、みたいな考えは、地球上の誰に対しても失礼な、唯一の純粋悪だと思う。しずかなインターネットをしている人はやす子さんを持ち上げていそうなのでムカつく。
……と、いったようなことも、この読みやすいシステムとゆるいフォントのおかげで忌憚なくかけてしまうので、しずかなインターネットというサービスは本当に皮肉でもなんでもなく最高と思っています。感想ください2。
(*^^*)