歳を重ねる

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冬休みが終わって、この冬いちばんの冷え込みの中、娘が小学校生活最後の学期に向かって歩き出した。後ろ姿を見送り、私はしばし猫たちとたわむれたあと、いつも通り仕事机に向かう。

いつもと変わりない1日。

以前スキーでお世話になっていた定宿の主人から、実家の家族から、市内に住む妹から、大好きなブルワーさんから、「お誕生日おめでとう」のメッセージが届く以外は。

45回目の誕生日、四捨五入すれば、50だ。

ひざがひどく痛むので、サポーターを付けるようになった。すっかり冷えに弱くなって、ヒートテック(極暖)が手放せない。先日コンタクトレンズを買いにいったら、眼科の診察で「右目がドライアイで傷ついてます」と言われる。

あちこち劣化はしているけれど、私は「いま」が気に入っている。我ながら、よい歳の重ね方だなとおもう。あと何年生きられるのかわからないけど、1日ごと、1カ月ごと、1年ごとに、「成長したな」と実感しながら生きていきたい。