関ジャムで岡野さんと森山さんのボーカルについて特集しているのを見てから、ずっとポルノグラフィティを聞いている。
わたしは人生におけるそこそこの長い時間をポルノグラフィティの音楽と共に過ごしているので、あんなふうに特集してくれることも時間を重ねて美しくなる岡野さんの歌声にもうれしくてたまらなくなっていた。だから番組を見終わってからは自然にポルノグラフィティばかり選曲してしまう。
しかし今日の帰り道、ポルノの昔の曲を選びながら「昔の曲だけど、日曜に関ジャムを見て聞きたくなっただけなのでね!」と誰に言うでもないのに頭の中でひとりで言い訳してしまっていた。そんなの誰にも言わないのに、誰にも批判なんてされていないのに。
そして実感する。
わたしは疲れてる。
何に疲れているかを探る元気さえ残っていないけれど、誰にも邪魔されるはずのない自分の音楽の趣味すら言い訳しようとしているなんて、仕事か他人か何かに神経をすり減らしすぎて自分を大事にできていない証拠なのではと気づいて恐ろしくなってしまった。
胸張ってもいられなくて、自信も持てなくなっている、焦るひとりの夜。お風呂に入って寝ることにします。
おやすみ、またね。