流れ星に願い事を伝えるなら、迷わず家がほしいと今のわたしは言うだろう。
今の家自体が不満というより、今いる街というか鉄道会社が好みに合っていなくて、何度も発狂しそうになっている。コロナウイルスが今より騒がしいときに「家とスーパーの往復の毎日なら、どこに住んでもきっと同じ」と思っていたころの自分に反論したいけど、現実はこの通りだ。
半年前くらいから中古マンション購入とリノベを視野に入れて家探しをしているけれど、いろいろあって住みたいエリアと家が予算に合わずに苦戦している。猫と暮らしているので賃貸もなかなか見つからない。
あ〜〜〜もういっそ田舎に行ってしまおうかなあ、なんて言ってみるけど、このまま田舎に住んだらわたしはきっと東京ゾンビになってしまうだろう。わたしはまだ東京に満足できていなかったなんて知らなかったよ。
それでもわたしは今住んでいる街がどうも好きになれず、この感じからするとこれから好きになることもない。自分でここに引っ越すと決めたという後ろめたさもあるけれど、やっぱりわたしは引っ越したい。
リミットは次の6月。
来年のわたしは、どこで春を迎えるのだろう。