4月21日(日) 休み
朝8時。今日は雨が降っていた。息子は窓から外を見てウキウキである。「ぱぱ、さんぽいこう〜」。知っている。きみは散歩に行きたいわけではなくて、最近買ってもらった傘と長靴を使いたいのだ。ずっとずっと履きたいと言っていて、「雨がふったらね」と返してきた。彼にとって今日は絶好のチャンスの日。朝はやいけれど、しばらく我慢してきた息子のために買い物もかねて外にでる。出た瞬間、雨は止んでしまったが、息子はかまわず傘を広げた。息子は緑色が好きで、傘も『はらぺこあおむし』を模したものを選んだ。初めて傘をさして歩く彼の足取りは軽い。途中、水たまりを見つけると、わざわざ一度立ち止まってから、ジャンプする。ばちゃん! なんて水たまりから水が弾けるのを見て愉しんでいる。これもいつも、普通の靴のときは「だめ!」と言っているので、彼にとっては新鮮なのだろう。雨の日が楽しいそうなのが、羨ましい。大人になると、移動が面倒になる、一張羅が濡れてしまう、髪がボサボサになるなど、雨にはクレームばかりだ。雨と遊べる子の感性が羨ましい。