11月16日(木) 「こんなものを書いてしまった」自分

ともや
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公開:2023/11/16

朝一は訪問がなかったので、マクドナルドで投稿する日記を修正する。日記を修正するって変だよね。基本、その日の生書き、リアル感を大切にしてるんだけど、読み返すと文法的に変だったり、伝わりにくい箇所があったりして、そこだけ直す。あとは人に見せられないことを思わず書いてたり。書くときに意識しているのは、スピードで、あんまりゆっくりしすぎると自分の理性に追いつかれて、タイピングの手が止まってしまう。私が日記で読みたいものは「こんなこと書けるんだぜ」の自分ではなくて「こんなものを書いてしまった」自分である。理性くんの自分にはもう出会っている。理性くんがお休み中の自分に出会いたいから、スピード勝負で書く。そんな文章は文法、誤字や脱字が多いので後から見直すことが、とても役に立っている。

今日の仕事は、記憶に残る一日だった。ひとり急変があって救急搬送をした。訪問で怖いのはこの部分だ。利用者さんの状態変化に対して、ひとりで対応しなくてはならない。本当のところは、ひとりではない。電話をかけて連絡できる管理者もいるし、主治医の先生たちもいる。でも、どこの誰にどのような情報を伝えるかの判断は、訪問した人間に求められている。訪問看護の世界にきて、救急搬送をしたのは二度目だ。基本リハビリ訪問が入っているケースは状態が安定している方が多いので、リハ職が救急搬送するケースは稀だ。だけど、在宅看取りや多疾患併発患者が増えている昨今、リハ職もリスク管理や緊急時の対応が急速に求められている。今日のところは、自分なりに動けたとは思う。だけど、同時にあの知識があれば、この技術があればと思うところも多く、今回のことは振り返りをしたいと思った。そのことを同じ利用者さんを担当してくれている看護師さんへ相談すると、一緒に振り返りをすることを快諾してくれた。うれしい。教科書的な勉強も、とても大切なのだけれど、一症例一症例が私たちに与えてくれるインパクトは、とても大きい。

@tomotomo
ともや。妻と子ども(2歳)の3人暮らしの日記。