これまでに、最初の数ページしか使っていない日記帳を何度捨ててきたことか、それでも私はまた日記を書き始める。
今日は職場のひとの喧嘩に巻き込まれてトホホだった。たぶんどっちも悪い人じゃなく、どちらかというと気のいい人で、でもムッとするとそのムッとした感情をそのまま相手にぶつけちゃうから、色々拗れるんだよね。
その2人に比べるとなんとかヤバくならないように立ち回って、どちらの味方もせず、ふらふらとしてる自分の狡さは、どうやったって好きになれない。安全圏にいようと四苦八苦する自分の姿は醜い。
夕飯のカレーを食べながらぼんやりと思う。いい奴になりたい。いい人じゃだめなんだ。いい奴じゃなければ。いい奴の定義はあいまいだ。いい奴というと頭に浮かぶ奴ら、そいつらがお手本だ。いい奴道の。
もしAが職場のひとの喧嘩に巻き込まれたら、酒を入れたコップをあげて、まーいいじゃんかんぱーいって言うだろうし、Bだったらごくろうなこったなと言ってへらへら笑うんだろうな。
あーカレーは美味しいな、発明した人にいい奴賞を与えたい。
明日もなんとかやっていこう。いい奴に近付けるように!