🤕この記事には有料コンテンツのネタバレが含まれます
ヤニカスミームおじさん!?手袋もピアスも外しちゃってどうしたの!?ということで、記憶喪失ボイスを買った。
待って。20分もあるの?
恥ずかしながら普段ボイスを買わないもので、ボイスドラマがこんなにたっぷりだとは知らなかった。手厚ェ…。
結論からいうと、「記憶はなくても佐伯イッテツの絶対的ヒーローマインドは変わらない」的なコンテンツだったと思う。
それこそニチアサ1話分ぐらいのウェイト感。劇薬・ヴィランボイスよりは薄味め、ほろ酔い等々ほどまったり系ではなく、腰を据えて感想をメモしながら聴くのにちょうどいい感じ。
今回シンプルに耳と心に優しいコンテンツだった。佐伯本人(およびお友達)のおかげさまで音割れ爆音多重音声に慣らされた我々も、爽やかな声色とやわらかい丁寧語に癒され、迷子犬のように怯え戸惑う様子に微笑み、しれっと苦手なブラックコーヒーを盛るバディ土偶くんの鬼っぷりに笑い……。
いやチョロすぎるよ飲まされないで。あともう少し防犯意識持って。
さて、ヒーローに憧れていた頃の自分を思い出した、というような言葉があったけれども、なるほどなあと思った。ゲハゲハ笑いながらヤニ吸ってゲームして時々小物ムーブもして〜というような愛すべき面白兄ちゃんのペルソナを剥がした時、ちょっと卑屈なおとなしい青年が出てくる。でも仲間思いで自己犠牲的で、ちょっと小狡い部分もある様子が言動から見て取れる。「佐伯イッテツ」のヒーローイズムの芯はこの優しさ繊細さとか友情を重んじる部分にあるんだな〜と思った。物語のキャラクターとして見るなら、オリエンスはみんな少なからず主人公属性を持っているけど、佐伯は「底抜けにいい奴だけどポンコツの相棒」的な適性も高いと思う。
余談ですが、ボイスを買ったら絵がたくさんついてきてびびった。大小の佐伯に加えなんか長尾の顔面までもらっちゃった。手厚ェ…。