金曜日に有給を取って大阪で体験型シネマを遊んできた。没入型コンテンツに興味がある人はぜひ行ってほしいと思う。大阪、だいぶ都会ではあるが、都会の真ん中でおっちゃんがガビガビの音のラジオを聴いている風景は東京ではあまり見られない、特有のものだ。
音がガビガビのラジオを流しているおっちゃんがいるな〜と思いながら、ふと、「音がガビガビってどういう状況だろう」というのが気になり、いっしょに旅行していた友達と話してみた。視覚にも「ガビガビ」という擬態語は適用できると思うのだけど、結論は「テクスチャの解像度が荒いこと」というような話になった。かならずしも解像度が荒い=ガビガビではないと思う(自分はグリッチ混じりのような状況も含むと思っている)が、なんにせよマルチモーダルで同じ言葉が似たような意味を持つのは面白い。たとえば音だけじゃなくて視覚や触覚にも「リズム」があるが、たとえば匂いや味にリズムはあるのだろうか?
全然関係ない話だけど、手が乾燥しているからなのか、ここ1,2週間、スマホや家の鍵(スマートロック)の指紋認証が全然認証されないことに悩んでいる。と同時に、ここ数日、妙にいろんなことに対してやる気が出なくて、指紋と精神の摩耗に相関があるのだろうか…とか考えていた。大阪に行ったけど、当初予定していたこと以外は全然何もしなかったし、帰宅した翌日である今日は朝から謎解きゲームに行く予定だったが、行く直前に洗濯機のトラブルが発生し、なんかもう全部どうでもいいやとなってドタキャンし、家に引きこもってこの文章を書いている。
もしかしたら手の乾燥を防げば、少し気分が上向くかもしれない。風呂上がりに顔の保湿パックをするようにしているが、これと同じくらいのケアを手に対してもしてあげるべきなのかもしれない。そういえば手って洗い物とかキーボード叩いたりして非常に自分のためになってくれているはずなのに、そこに対して思いやりの心を持つことができていなかった。いつ買ったかわからないハンドクリームが手元にあるので、とりあえずそれをつけた。